彼は「数学、物理、科学が好き。答えがそこにあるから」と言う。
「答えが出ないと分かってることは考える意味があるの?」と言う。
答えが一つじゃない問いにとって大切なのは、答えそのものじゃなくて
答えに至るまでの思考のたどる道のりなんじゃないかな。

実際に私達の人生で直面する問いのほとんどが
答えが一つじゃない問いだから、自分の人生を自分で生きるためにも
自分の問いに自分で答えれるようにならないといけない。
そのための訓練は必要だと思う。

学校で教えてくれるのが全て
答えが決まっている問いへの回答方法であるなら
私達は誰から、どうやって、人生の大部分を占める
答えが一つじゃない問い立ち向かう方法を学べば良いんだろう。

今のところ日本の学校では答えが一つじゃない問いに対する方法を
教えるカリキュラムを組んではいない。だから問いに直面したときに
それが
答えが一つじゃない問いであることにすら気づかないことがある。
×か○か、0か100かでしか考えられなくなってしまう。

私達には、「自ら学ぶ」姿勢が必要だ。
答えが一つじゃないからこそ、解決に至るヒントだって
あちこちに溢れているはず。要は自分でそれをヒントとして捉えられるかどうかなんだ。

自ら学ぶ、自分の頭で考える。

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