結局、自動更新用のブログを書くの面倒で、そのまま旅に出てしまった嘘つきです。
いまセルビアのベオグラードにいます。
今日はちょうど、Beograd Beer Fest 2009の初日。まあ、祭りだからという軽い気分で出かけたのだけど、なんとライバッハに遭遇!
長年、いつかはライブを体験したいと思いつつも、なかなか機会はなかったのだけど、こんなところで偶然にも観られるとは。
ライバッハじゃ、スロベニアで結成され、もう25年も活動している実験音楽集団。音楽的には、インダストリアルとテクノがミックスされた感じだけど、まあ、政治集団と考えた方がいいかもしれない。
かつて西側諸国の戦争賛歌とも聴ける楽曲をカバーしたアルバムを発表していた。もちろんアイロニー。
たとえば、ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」も彼らの手にかかれば、こんな感じになる。
これじゃ、あまりにストーンズに失礼なような気もするので、オリジナルも上げておこう。
かつてはそれなりにバンド然としていたが、この日を観る限り、ドラム以外3人のキーボード(DJやマニュピレイターかも)がいて、その一人は女性。彼女はボーカルもとり、幻想的な雰囲気を与えていた。
セルビアでのライブだったせいか、NATOに関する楽曲中心。彼らには国家をカバーしたプロジェクトもあるのだけど(「君が代」もカバーしている)、その中からは、アメリカ合衆国と中国が演奏された。それも彼らなりの現状認識なのだろう。
このフェスでは、Stereo MC'sも良かった。何よりエントランス・フリーなので、気軽に訪れ、こういった“出会い”があるというのは幸せなことだろう。
そう言えば、最近、日本でも野外フェスは定着したが、屋外のフリー・コンサートは、かえって減っているような気がする。
名古屋で育ったぼくは、5時SATマガジンというローカル番組が主催したフリーコンサート『ROCK WAVE』で、The Blue Hearts、The Street SlidersやRed Warriorsというロックバンドに出会い、音楽に夢中になっていた。
金なんて持っていないので、フリーじゃなければ行かなかっただろうし、屋外の気持ちいい環境で観ていなかったら、彼らに対しても、また違った印象を持っていたかもしれない。
そんなことを考えていたら、スライダースの「風が強い日」が聴きたくなった。このビデオも好き。おそらくフィリピンあたりで、ただ道を撮っているだけなのだけど、幸せな感じがする。東南アジア好きになったのは、もしかしたら、このビデオの映像が原風景としてあるのかもしれない。






