本棚を整理していたら、アコギで使う茶べっ甲のステッカー型ピックガードが出てきた。使いかけだし、これから使うこともなさそうなので、thinline '69のシミュレーションにしちゃえと、カットして当ててみた。やはりモノは試し。百聞は一見に如かず。頭の中で想像しているより、ものとして実際に作ってみた方が判断は速い。

world remix: musical side of me

うーん。悪くはない。これはこれで良い。けど、ちょっと渋すぎるか。重めの印象で、ぼくにはちょっとブルージー過ぎるね、これは。べっ甲のカット済みのピックガードを注文すると完成が9月になってしまうこと、あるいは板からカットする手間を考えると、やはり……。
最後の仕上げとして、ルックスを整えなければ。現状の一番の問題は、ピックアップの色がフロントとリアで違うこと。ブラジャーとパンティが揃ってないようで、ちょっと座りが悪い。それはそれでセクシーだと思う人もいるかもしれないけど、個人的な好みとして、カラーコーディネイトはしっかりできてないと。

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ルックスを整えるために、まず肝となるのはピックガードなのだが……。

マイナーなギターを使っている哀しさか、シンライン69のリプレイス・ピックガードは、ほとんど出ていない。ボディカラーがサンバーストでもナチュラルでも、純正のピックガードはホワイトパールが使われている。そもそもこのホワイトパールのピックガードも単体では売られていない。となると、カスタムオーダーか自作か。あ、それ以前に、フロントピックアップもコントロールのレイアウトも変えてしまっているから、デフォルトのものは使えないか。

他のユーザーはどうしているのかを知りたくて、画像検索してみたのだけど、やはりほとんどがホワイトパールのまま。ボディカラーを変えている画像はちょくちょくと見かけたが、ピックガードを変えている画像はそれ以下の数。数少ない画像では、黒か茶べっ甲のピックガードにしたものをようやくみつけた。となってくると、少なくとも、ホワイトパールのピックガードは止めようという気になってきた。そもそもホワイトパールは、お澄ましなイメージがちょっと違うかなという気がしていたし、少し泥臭いくらいのもの(ルックス)から、きれいなもの(音)が出てくるくらいのバランスが今の気分だ。

自分のなかのイメージでは、クリームか茶べっ甲が候補。クリームは、MDFボードで代用している仮ピックガードの感じが悪くなかったので、アリかな?と。というか、ただ慣れてしまっただけかもしれないけど。こちらにする場合、フロントのピックアップだけ、べっ甲なのは変なので、黒で塗りつぶした方がいいだろう。

当初のイメージとしては、茶べっ甲だった。こちらなら、フロントピックアップの色を塗り替える必要もない。

以上のことを自分のなかでまとめた上で、リーズナブルな価格でオーダーメイドをしてくれるアメリカのショップに問い合わせ。値段は充分に予算内だったが、茶べっ甲の板の在庫がないので、9月まで無理ということだ。クリームにするか、茶べっ甲の板だけ他のショップから取り寄せて、自作するか。あ、そう言えば、黒のピックガード板は押し入れで発見したので、黒という手もなくはない。ああ、悩みは尽きないなぁ……。





ようやくシンライン69も最終決定版に辿り着いた。いくつめのバージョンだったか、すっかり忘れてしまったが、過去ログを見てみたらver.4ですね。内側はこんな感じ。

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一番ネック側にはマグネチックのvolポット。デフォルトでは一番手前にセレクターが付いているが、Volを一番多く触るので、手元に近い方が好き。
8/10と言われるもので、8のところにクリックがあるポットを使っている。音質よりも、操作性重視。

二つ目が、ピエゾのvolポット。本来なら、ここはtoneポットの方がいいのかもしれないが、ボリューム同士が近い方が好きなのと、ステレオジャックに繋ぐ際に、volポット2つが近くにあった方が配線しやすいので、ここにつけた。
5Mのポットで、0.047のハイパスのコンデンサーが付いている。これはL.R.BaggsのT-Bridgeに付属していたものを、そのまま流用した。なぜこれを持っているかは、そのうち書くつもり。

三つ目は、トグルスイッチ。使う順番的に、ここの位置。それに、キャビティのかたちからここにしか入らないので。

そして最後は、toneポット。こちらはsonicのフルテン。コンデンサーは、Orange Dropの0.033にしてある。volポットが一番遠い位置にあるので、コンデンサーの足を目一杯伸ばしていて、ちょっと変な付け方だけど。

表から見ると、こんな感じ。ポットなどの位置関係を微調整すれば、最終的にも、このかたちでいいだろう。

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Thinline '69のコントロールをどうするか、1日考えた結果、やはり定石通りステレオアウトにしておくことにした。そうすると、都合、2vol + 1 tone+ 1 toggle switch。

これでも、シンライン69のキャビティにはきついので、思い切って、ザグリを広げてしまった。フロントのザグリを広げた時点で、もう躊躇しなくなっているので、あっさりと決心がついた。

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次の課題は、スタジオなどに入るときのために必要な、A/B/A+Bの切り替えができるスイッチボックスの自作かな。
Tele Thinline 69のコントロール系統をどうしようか、まだ迷っている。要は、ピエゾからのアウトプットをどう処理するか。

内蔵型のプリアンプ/ミキサーのPowerchipを使わない場合、一般的なのは、ステレオアウトにしておく方法。片チャンネルからはマグネチックの普通のサウンドが出て、片チャンネルからはピエゾのサウンドが出る。この場合、1vol(+1tone)+ 1 toggle switch + 1 volで、最小限の数のポットなどでレイアウトできる。

この方法のデメリットは、まずモノラルのケーブルを使うと、マグネチックのピックアップのサウンドしか出せないこと(接続の端子を逆にすれば、ピエゾのみ)。

また、スタジオやライブで1チャンネルしか使えない場合、どうやって、マグネチックとピエゾの音を切り替えるかという問題が出てくる。単に、切り替えるだけなら、Y字ケーブルを使いつつ、A/Bボックスを噛ませればいい。ただ、両方の音をミックスさせるとなると、結局ミキサー機能が必要になる。ミキサー付の手頃でコンパクトなペダルを探してみたが、なかなか見つからない。

そんな悩みを持つ人が出てくることを想定していたのか、FishmanからPowerblendというペダルが出ていた。

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これはPowerchipの機能をよりハイクオリティにしたものだと思う。イコライザー付きのプリアンプ機能、そしてペダルを踏み込みによって、マグネチックとピエゾのバランスを選択できる。アウトプットは、マグネチックとピエゾをそれぞれ個別に出力できる(ピエゾはキャノン端子での出力も可)ほか、モノラルでミックス・サウンドの出力も可能であるので、もう至れり尽くせり。

けれども、多くの人にとっては、こんなことは大した問題ではなかったのか、あっさりとディスコンになっている。日本では見かけないが、ebayなどではたまに出てくるので、さほど入手困難なものではないだろう。実際に導入するかは、でかくて重いのが、悩みどころ。


そこで考えたのは、ストラトなどのように、3接点5wayのセレクターで、フロント・リア・ピエゾを繋いでしまえばよくないか。考え方としては、こちらの方がシンプルだ。

これのデメリットは、まずvolポットを3つそれぞれ設置する必要が出てくること。ピエゾのvolポットは5Mなので、他のピックアップとの一括するのは妥当じゃない。それに、せめてフロンだけはToneも付けたいので、合計4つのポット+セレクターを取り付けるのは、スペース的にかなりきつい。入らなくはないだろうが、狭すぎて、操作しにくくなりそうだ。

また、ぼくのように、自宅ではミキサー/モニターアンプに繋いでいる場合は音づくりはかえって楽だが、このままスタジオには入れないだろう。慣れない機材のPAシステムで、マグネチックPUの音を作るのは、かなりの困難を伴うので。逆にギターアンプに繋ぐとピエゾPUの音が死ぬ。

さて、どうしようか。