出典:nippon.com

 

 

  国や自治体がどのように考えてるか知りませんが、僕が考える、コロナ対応で最も大事なこと、それはコロナ感染による死者数を最小にする ということです。

 

  コロナの感染拡大は収束させることはできるかもしれませんが、完全にゼロの状態に封じ込めることは今までの経緯を見てもはっきりいって100%ムリだと思います。毎年のように冬場になるとインフルエンザがやってくるように、今後はコロナともつき合っていかなければなりません。現時点では100%効くような薬もなければワクチンもありません。当面、薬やワクチンができるまでは、感染拡大のスピードを医療崩壊が起こらない程度にコントロールしていくことが重要だと思います。そのためには薬やワクチンができるまでの間、何度も外出制限をともなう自粛生活をしなければならないでしょう。下手したらその時の状況次第では5月6日に緊急事態宣言は解除されずに延期されるかもしれません。判断の目安は医療崩壊を起こさない状況かどうか。あるいは自宅療養させないで済むような病院、代替宿泊施設のベッド数に余裕があるか。

 

 

 

   検査数が十分でもすでに5,000人以上が亡くなっているドイツ

 

  日本は現状ではPCR検査にしろ、抗体検査にしろ十分に行われているとはいえず、今後はそういう検査体制も拡充していく必要があると思います。現状を把握、分析するためには十分なデータ数も必要です。もちろんそのことは重要なんですが、それよりも重要なことは、コロナ感染による死者数を最小にすることです。PCR検査を拡充すれば、当然、より詳しい現状把握はできるでしょう。しかし陽性患者がベッド数を上まれば、医療崩壊を起こす危険性が高まるわけです。医療崩壊を起こせば死ななくていい人まで死ななくてはならなくなります。それがイタリアやスペインやアメリカのような状態です。いくら詳しい現状把握ができたとしても死者数を増やしたんではなんにもなりません。そんな現状把握ならいらないと思います。欧米ではドイツが比較的にうまくコロナ対応をしているようにいわれてますが、それでもコロナによる死者数は5,000人を超えています。日本のおよそ17倍くらいの死者を出しています。欧米の中では医療崩壊していない優等生のドイツですらそれほどの死者を出しているのです。日本から見ればそんなに死者数を出していたんでは優等生には見えませんよね。韓国などは日本よりもうまくコロナ対応しているという話もありますが、人権や個人情報保護の観点から日本では真似できないような手法も取り入れているので残念ながら全部は参考にはできないでしょう。

 

 

  日本のコロナ感染者も公式発表の数倍~10倍くらいはいてもおかしくないと思っています。それは感染拡大を抑えるという観点からはあまりよくないことなのかもしれませんが、水面下でコロナの抗体を持つ人がどんどん増えていると考えれば、いい側面もあるわけです。コロナ感染は症状が出ない人が、ある一定割合いるようなので、そういう人はわざわざ陽性であることを確認しに病院へ行く必要はないと思うし、普段から全員が他人へ伝染さない行動を徹底するようにすればいいだけです。それでも伝染してしまうこともあるでしょうが、もうそれは仕方のないことと割り切るべきです。僕などはいつ感染してもおかしくはないと思っていますし、すでに感染して治ったのかもしれないという可能性だってあると思ってます。よっぽど具合が悪くなれば病院へ行くかもしれませんが、そうなったらなった時のことです。ちなみに僕は風邪やインフルエンザくらいでは病院へは行かないので、今までインフルエンザにかかったことは一度もありません。かかったことがあるのかもしれませんが病院へは行っていないのでわかりません。おそらく僕みたいな人はたくさんいると思うので、コロナに感染していても気がつかず、あるいはそうかもしれないとは思いながらも病院へは行かないという人は多いと思います。自分の免疫力だけで治れば医療現場にも負担をかけないですむし、それが一番いいと思います。もちろんお年寄りや持病持ちの方はなかなか免疫力で治すというわけにはいかないでしょうからなるべく早めに病院へ行ったほうがいいと思います。

 

 

  いずれにせよコロナとは今後長く付き合っていかなければなりません。これはもう間違いないです。なるべく死者が出ないように一人一人全員が、「自分はすでに陽性かもしれないんだ」という自覚をもって他人に伝染さない行動を心がけていきましょう。