関西学生アメフト

 

   どちらが勝ってもおかしくない激アツの関西学生アメフト最終節の第一弾、近大vs神戸大は近大の勝利に終わりました。激アツのかなり面白い試合でした。前半からどちらのチームも必ず得点までもっていくシーソーゲームの展開で、近大21-23神戸大 と、神戸大リードで折り返します。この時点ではまだどちらが勝つかなんて全く予想がつきませんでした。まさにガチンコの互角勝負。ランがそれほど出ず、パスに偏ったオフェンスの神戸大に対し、ラン、パスともにバランスよく出る近大。どちらのチームもパスの精度が良くて、ぴったりマークつかれててもパスが通るほどストライクのパスも互いに度々ありました。

 

  後半に入って第3Qまではまだ互角の展開でしたが、第4Qに入ると神戸大が徐々に崩れ始めます。攻撃がパスに偏った分、徐々にQBにプレッシャーがかかるようになり、インターセプト2つにファンブルロストも1つ。それに対し最後まで崩れることなく安定的にオフェンス、ディフェンスを展開した近大の勝利となりました。神戸大は関大戦でも完璧な自滅パターンを演じてましたが、今回は第4Qで崩れてしまいました。オフェンスのトータル獲得ヤードはどちらのチームもほぼ同じ。前半終了間際のポイントアフタータッチダウンのブロックなど、近大のアグレッシブなディフェンスが徐々に神戸大に効いていったという印象でした。神戸大もギャンブルでスペシャルプレーを出すなど粘ってましたが、最終的に近大の安定感のほうが1枚上でした。ランが出るか出ないか、ここの差ってやっぱり大きいなと感じた試合でした。

 

  今日の最終節の試合結果により、近大は今シーズン4位、神戸大は5-5位(順位ー順列)が確定。どちらのチームも今年2部から1部に上がってきたばかりなのにすごい頑張ったなと思います。この2チームが頑張ってくれたおかげで、関西学生アメフト、僕的には今シーズンは昨シーズンよりも面白かったです。特に神戸大が京大に勝った試合は強烈に印象に残っていますし、近大も京大、龍谷に勝ち、関大相手に第4Qまでもつれる大接戦を演じて楽しませてくれました。やっぱり下位チームの頑張りがあるとリーグが盛り上がりますね。両チームとも入替戦に進むことなくDiv.1残留、まずはおめでとうございます!また来年の活躍に期待したいと思います。^^