2次元の規制と仮想通貨の規制ってなんか似ている気がする | マルチ翻訳家qaqarinのブログ@アルハンゲリスク in ロシア

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インドの中央銀行が国内の金融機関に仮想通貨関連企業へのサービスを禁止したという話は現在物議を醸しているが、この件で大きな問題になっているのは、仮想通貨企業が中央銀行に理由説明を求めたところ、中央銀行はお茶を濁すだけで一切しっかりとした回答をしてこなかったことだ。

 

インド中央銀行は今回の規制を強行する前に、仮想通貨が引き起こすリスクを調査したり、専門家の話を聞いたりもせず、思考停止に「仮想通貨は危険だ」と言って規制を行ったということが明らかになった。

 

この話を聞いたとき、私は日本でも似たようなことがあったよな?と思った

 

青少年健全育成条例である。

 

二次元が社会に引き起こす明確なリスクを示すこともなく、ただ単に「気持ち悪いから」というイメージで排除しようとしている老害どもとインド中央銀行が似ているような気がする。

 

どちらも同じだ

 

初めにマイナスのイメージが先行して、そこから議論が展開される。

 

仮想通貨の流出事件が起きた→「ほれみろ、やはり仮想通貨は危険だ」

 

いや、それ仮想通貨が事件に巻き込まれただけで、仮想通貨が犯罪を引き起こす理由になってないから。銀行の中央管理体制の方が事例多いでしょ。たしかに歴史的長さもあるけど。正直銀行の方が、強盗起こされたり、通帳盗まれたり、データ改ざんされたりするリスクの方が高いでしょ。同じ理論なら銀行の中央管理体制の方がよほど規制をかけた方がいいと思うが。いや、そもそも仮想通貨の分散型台帳は銀行の中央管理体制がダメだから出来たんだよ。そうか否定されたからむかつくんだろうね。

 

普通の人間の感覚なら、仮想通貨で事件が起きたのなら、開発者を支援してセキュリティ面をさらに強化する方向に行くと思うけどね。一度事件が起こったら廃止なんて、そんなことしたら何も進歩しないよ?じゃあ銀行もセキュリティの強化なんてやってないで、危険だから全部潰そうか?

 

未成年誘拐殺人事件が起きた。家には美少女アニメDVDやゲームがあった→「ほれみろ、やはりアニメゲームには規制をかけるべきだ」

 

いや、それ論理ぶっとんでるから。最初から「まさか家の中にそういうブツがあるのではないか」と思って捜査をし、ブツが出てきたから「ホレミロ」って、それ学会とかでは一番やっちゃいけないことだからね。先に結論を作って、あとはその結論に結び付けるために都合の良い根拠を都合の良いように解釈しているだけでしょ?もう既にその時点で盲目なんだよあんたら。

 

正直ギャルゲーやエロゲーなんて男の家には1つや2つあるからね?少女を誘拐できるような、家族もおらず、近所付き合いもない1人暮らしなら、なおさらそういうの買うでしょ。

 

殺人事件を起こした主婦は毎週刑事ドラマを見ていた→じゃあ刑事ドラマは規制しよう これについてはどうなの?自分が見たいものにはお咎めなしかい。

 

まあ、仮に影響を受けたとしても、それは二次創作が避難されるべきではないよね?じゃあ、包丁やライター、酒、車の方が何十倍も事件の原因になっているんだから、しかも二次創作のように間接的ではなく直接的に原因になっているんだから規制しないの?二次創作の年齢制限が無意味だというなら、酒車だってそうでしょ?

 

現にアニメ・ゲームの本数のグラフと性犯罪のグラフって逆行してるってデータ出てるし、規制が激しいアメリカの方が日本の数十倍性犯罪が多いわけだが。

 

つまり、仮想通貨もアニメも生活が安定した老害どもがこれ以上の変化を求めず(表面上では時代の変化に適応しながらとか言っているが)、現状維持がしたいってのがあると思う。もう今のままで充分。新しいのを持ち込んで俺らの地位を下げないでくれ。という感じか。

 

まあ、アニメの場合はただ単にムッツリ堅物が節操を保とうとしてエロを排除しようとしているだけかもしれんが。でもどうせ家では45ってんでしょ?