映画『八日目の蟬』


家事の合間合間にながら見だったけど、ラストの数分はボロボロ泣いた。
中島美嘉のエンディング曲が沁みすぎる……

実はこれ、大学生のときに一度観たことがある。
当時は「感動、すればいいのかこれは?」と謎に包まれた終わり方だった。ある面で見たら美しいけれど、違う面から見たらおぞましい話。

それは本当にそうなんだけど。

いざ子どもを産んで育ててみたら、分かる。
この逃亡劇の、なんと美しいことか。そして、なんと残酷なことか。

だけど……最後に娘(井上真央)がたどり着いた結論。思わず言葉に出てきたこと。
それから、エンドロールで歌われるテーマ。

これは、紛れもない愛の話だ。




今のところ罪を犯しても何かから逃れてもいないけれど、それでも一緒にいられる時間は永遠ではない。
目の前にいる愛おしい我が子を、いっぱいいっぱい愛そうと思った。この世の中にある美しいものを、たくさん見せてあげるんだ。