LEDスペーサーは、リードタイプのLEDと実装される基板の距離を調節するために用いられます。
身近な例ではデスクトップパソコンのキーボードのインジケーターに使われています。
LEDスペーサーを用いるメリットは、実装される基盤に対する位置を固定できる事です。
スペーサーを使った場合、基板に実装する時に、高さや角度が狂いにくく、正確な実装が容易になります。
また、LEDのリードは細い金属で、実装後に外部からの応力に対し容易に折れ曲がってしまいます。
スペーサーで保持する事によって、基板を外装に組み付ける時に生じる位置ずれや破損などのトラブルを減少させる効果が見込めます。
一般的な形状は、高さ20ミリ、直径3ミリ程度の片側が塞がれた円筒形で、
上面には0.1インチ=2.54ミリの間隔でリードが通る穴が2つ空いています。
円柱や四角柱に、リードを通すスリットが入った形状も良く見られます。
形状のバリエーションとしては、リードを直角に曲げて実装するL型や、複数のLEDを並べて固定する多連タイプもあります。
類似目的で使われる部品には、LEDブラケットがあります。
ブラケットとスペーサーの最も大きな違いは、LEDを機器の外装に固定するブラケットに対し、スペーサーはLEDが基板に直接実装されている点です。
一般的なLEDのカソード側のリードの長さは25ミリ程度なので、基盤にはんだ付けするために必要な長さを差し引くと、20ミリ程度が基板に直接実装できる間隔の上限になります。
それ以上基板と表示部を離す必要がある時は、ブラケットやレンズ等、別の実装方法を採用する必要があります。
ただし、部品コスト面ではブラケットやレンズよりもスペーサーの方が有利です。
また、ブラケットを用いる場合、外装にブラケットを組み付けたり、ケーブルを使う分、プロセスが増えるので、組み立てにかかるコストの面からも、LEDスペーサーの方が有利です。