愛犬ひじきと別れてから2年以上経ってしまった。

ひじきは凄くできた子で、私のパートナーの一番の理解者で、妹のもずの育ての親であり優しいお姉さんだった。
私のことも育ててくれた。

全く記憶にはないけれど、私がリハビリ病院に入院していた時にもずくと一緒にお見舞いに来てくれていたらしい。

初めてお見舞いに来てくれた時に病院の正面玄関前でウンチをしてしまい、お散歩バッグを持っていた私が咄嗟にウンチ袋を取り出して、ひじきのお尻を拭いてからウンチを片付けたらしい。

その姿を見た病院のスタッフが驚き、リハビリに良いとなり時々病院に来てお散歩をしていたらしい。

昔、ひじきをよく診てくれていた獣医師に、犬も高次脳機能障害になるのか聞いたところ、犬は話せないからなんとも分からないけれど、犬も認知症になるので近しい症状もあるかもしれないと思う、と言っていた。

私にとってひじきともずくに何かをしてあげる…
これほど大切なリハビリはなかったのかもしれない。
お散歩や食事の支度、トイレの始末、飲み水の交換等、私がしなくてはならない事があったのは大切だった。

FBの犬のグループに毎朝投稿することは大切な日課だ。
今日は何の日かを調べてそれにまつわる事を書くことを日課にしている。継続的に続けることが大切だと考えている。

そんなある日、近所にあるママが一人でやっている飲み屋のカウンター席で、隣りに座る男性から声を掛けられた。
「もしかして、ひしきともずくのパパさんママさん?」
そう聞かれ、そうですと答えたところ、その方がFBの犬のグループのボスだった。
そのグループは全世界に5000人以上のメンバーがいるグループだ。
まさかこんな場末の飲み屋で出会うとは…

毎朝毎朝、ひじきともずくの投稿していた結果だった。

ひじきとの別れは寂しく、辛かったけれど歩みは止めない。そうひじきに誓ったときの写真。