【ヤマザキ春のパン祭り】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 

 

もう45年も続いている皆様お馴染み『ヤマザキ春のパン祭り』

毎年「割れそうで割れない白い皿」目当てに、パンに貼られた「点数シール」を集めている方も多いはず。

実際この時期には「ヤマザキ」のパンがよく売れる。パスコ(敷島パン)・第一パン・フジパンなど、競合も負けじとキャンペーンをするのだが、やはり「世界のヤマザキ」には勝てないのである。

👥フランス製の「白いお皿」は清潔感が漂い、使い勝手もすこぶるいい。おまけに強化ガラスのため割れない作りなので、消費者は何枚も欲しがる。そのためせっせと(シール欲しさに)パンを買う。

このキャンペーンで配布される「白い皿」はなんと毎年平均1,200万枚というから驚きである。累計なら6億枚!

この皿を作っているフランスの街は、ヤマザキのおかげで成り立っているという「都市伝説」まであるほどだw

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さて店側からすると、このキャンペーンはありがたいような、そして面倒な側面もある…(^^;

☝️まずパンに貼られた「点数シール」を剥がすお客さんが後を経たない(ー ー;) これは確実に「窃盗」に当たる。なぜなら「期間中に点数を満たせば、漏れなくプレゼント」という確約があるためだ。そのため従業員はいつも目を光らせなければならない。

☝️申し込みのお客さんが多くて、かなりの割合でシールを貼る台紙が足りなくなる。

☝️お客さんが集めたシールをスーパーが預かり、賞品の到着を待って店舗で手渡しする…これがNOトラブルで済めばいいのだが、そうはいかないのが世の常w

☝️そして皿を欲しがるお客さんが「お金を払うから何枚か売って欲しい!」と言ってくる→当然非売品


まあそれだけプレゼントに魅力があるという証拠である。

他にこんなキャンペーンは見当たらない。

最近は販促費も削られてきたせいか、ひと昔まえのように「プレゼント企画」はめっきり減ったことに気づく。「BOSSジャン」とか「金銀パールプレゼント」とか(笑)

👤さて応募期間は4/30までの残り1カ月です!
シール30点でもれなく貰えますが、計算したら3,800円分のパンを買う必要があります。

 

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