政府の備蓄米を落札した「JA全農」が卸売業者に対して、『備蓄米と表示しないで売って欲しい』と要請したという。あわせて「落札した米では儲けない」方針とのことだ。
その目的は「米の取り合い」による混乱回避というが、そもそも強制力はなく業者が判断することになる。
👤さていつもの様にへそ曲がりの私は疑ってかかる…
☝️これって米の値段を下げるための「備蓄米放出」なのに、もし値段が下がらなかったら批判されるから表示するな!ってこと?
まさか備蓄米も既存の米と混ぜて、高く売ることができるってこと?(@_@)
『備蓄米』と書かれた米が少しでも安く買えたら、国民の多くが「ありがたい🙏🏻」と思うはずなのに…。
👥「ねえ見て、このお米『備蓄米』って書いてあるのに、全然安くなってないじゃん!何のためにお米を放出したの?💢」
この流れは政府にとって歓迎されるものではないだろう。備蓄米を放出しても値段が下がらないのは、市場原理に反している。
♨熱湯に水を差しても温度が下がらない…
・差し水が足りないんじゃないか?
・元の温度が高くて少しの水では下がらない?
・熱湯に熱湯差してどうするの?
☝️すなわち政府の米政策の失敗を露呈することにつながってしまう。そして『誰得』の米騒動。
👤「米の値段を下げるには、このまま値段を下げないのが一番だ!」という乱暴な意見もある。なぜなら「そのうち下がる」と思っていた人たちが米を食べなくなって、再び「米余り」が始まる。そもそも日本人の米の需要は減っているのだから。
サンマもイワシも高級魚レベルの値段になった。
米も高級品になっていくのか?魚は穫れなくなったから高くなったのは分かる。
でも米は別に取れなくなったわけじゃない。
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☝️今回「令和の米騒動」の原因は
①需給バランスの崩れ米の消費量が減っていたところに、アフターコロナで外食産業や観光客の増加で受給バランスが崩れたこと
②天候不順や高温障害で収穫量が減ったこと
③関係業者以外の「転売ヤー」の介入と、消費者の不安からくる買い占め
④減反政策や転作補助金による米の生産抑制で、ここ一番の供給力が無くなったこと→こんな感じ。
対策が取れることと取れないことがあるが、この「米騒動」を教訓にしなければいけない。
今までは「コシヒカリ」だの「ササニシキ」だの好き嫌いを語っていたけど、今は「4,000円切ってりゃなんでも買っとけ!」と状況は一変してしまった。まさに「有事」「非常事態」である。
☝️さて、3月下旬から「備蓄米」が普通のお米と一緒にスーパーに並びます!皆さん、ぜひ買い占めなどしませんように(^_−)−☆