【せっかくキャッシュレスレジにしたのに(><)】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々


 


岩手のマクドナルドで、せっかくキャッシュレスレジを導入したにも関わらず、みんなが有人レジに並ぶ、という(微笑ましい?)記事を見た。

おそらくマックの顧客は、スマホ使いや電子決済も苦手な年齢層ではあるまい。しかしそんな年代を含めて有人レジに並ぶのだ。もちろん対面での支払いは現金だけとは思わないが。

この店は岩手県水沢市にあるが、市内のバスや電車もSuica等に対応しておらず、キャッシュレスの普及が遅れていることも影響しているという。

☝️一方で「キャッシュレスレジじゃ、揚げたてポテトを注文できないじゃん!」という納得の理由もあった。

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私もキャッシュレス決済などスマホの機能の便利さに驚く年代である。コンビニの「ポイ活」や各種ネットショッピング、交通切符の予約etc.今ではなくてはならないツールである。

一方で「私はキャッシュレス決済などしない!」と鼻から決めている(ごく一部の)人がいる。全て自由だからいいのだが、「そういうのは苦手!」「機械は信用できない」という苦し紛れの言い訳に逃げることは誠にもったいないと思う。

その一部の人のために、別のインフラ(有人レジや対面窓口)を設置するコストは、無駄とまでは言わないが「ムダ」である (笑)

人は誰しも歳を取る。テクノロジーの進化について行けない人もいるはずだ。しかしそこをなんとか着いて行こうと、人に教えを乞うたり、「聞くは一時の恥」と店の人に尋ねてみるべきではないだろうか?

特別な事情でキャッシュレス決済ができない人以外は、新しいことを拒絶して「私を置いていくな!」と苦手を叫ぶのではなく、できる範囲で同じ船に乗って行こうとする「努力」をしたいものだ。なによりそれが若さの秘訣かも知れない。

 

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