【弱みをさらす、それが強みになる!なんてね(^^; 】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々



地域のために身を削って「あれもやった、これもやった!」と自画自賛し、若くして県の教育委員長に納まり、旧態依然のおじさん達と戦った。それなのに大手スーパーの進出や周りのやっかみを買い、会社が倒産したのは私のせいばかりではない!とウソ吹く。

潰れたら大人しく消えればいいものを、苦労話を人目を引くタイトルで本にして金に換え、人様に向かってでエラそうに話をする。それが私の本性である。


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苦労自慢や病気自慢、「昔は不良だった」などという話は聞かされる方は堪ったもんじゃない。

盛りに盛った成功話や「どん底からの復活劇」と同じくらい迷惑なものだ。人はだれでも苦労している。

私は『商人』である。経営者としては失格だったが、その血は消えることはない。

「恩返し」だの「同じ経験をして欲しくない」などときれいごとを言うが、本心は「私と接しているこの短い時間だけでも、悩みや苦労を忘れて欲しい。

どうあれ物事には結論が出るのだから」と思うのみ。

人は誰しも他人より秀でていると思いたいし、自社もライバル会社よりは上だと信じている。

しかし悲しいかな世間は、人のことなど特段気にしてもいない。


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それならどんな話なら聞いてもらえるのだろう…?

それはもちろん「取り返しのつかない失敗談」や「みっともない話」そして「本当の話」である。

「人の不幸は蜜の味」それも想定を超えてこそ人の興味を引き、時間を割いてもらえる。

その分野なら私のネタは尽きることがない。どうせなら湿っぽくなく、不幸な話で笑わせる。

 

これは悲しい話で泣かせることより数段難しい💦

私は決めた『自分の弱みを強みにしてやる!』
自分の欠点や惨めな姿を今更ながら世間様に晒そう。本にも書いたから信用してもらえるだろうし、ここなら自分の半生を「切り売り」できる土俵がある。価値がなければそれまでのこと。
きっと皆さんにも必ず自分の土俵があるはずだ!

倒産して破産した私には「恥ずかしい」とか「みっともない」の感情はほぼ無い。

猪木氏も円楽師匠もボロボロの姿を晒して、こちらに元気を贈ってくれた。

私もそれを見習って、これからも情けない話やみっともない経験を書いていく。

私は「リーダーシップ研修会」にも「逆境克服セミナー」にも参加したことはない。

しかしなんとかこうして生きている。辛酸を舐めた経験に勝るレジリエンスはない。

きっとそこから無意識に、弱みを強みに変えて生きてきた。

⭐️大丈夫!心配ない!なんとかなる!(一休さん)
この逆張り人生はどこへ続くのだろう…。

きっと皆さんの人生にもいろいろある。順調な時ばかりではないけど、必ずやり直しは効く。ぜひ振り返って後悔しない人生を送って欲しい。