様々な理由で生活が困窮し、日々の食べ物にも事欠く、育ち盛りの子どもがいればなおさらのこと。
各地でこの様な困窮家庭を支援する活動家が拡がっている。
ウチのスーパーでは全店で、支援団体「フードバンク山梨」と協力して、写真の「きずなBOX」を設置した。
これは買い物をしたお客さんが会計を済ませた後、支援の品物を入れてもらう取り組みである。
ただ商品を入れてもらうだけでは私の気が済まないので、そのお客さんには別途倍額のポイントをつけてお礼の代わりした。
「支援する人→仲介店舗→困窮家庭」この関係が正三角形△にならないと、取り組みは続かない。
家庭からはNPOにほぼお礼の手紙が届き、彼らのモチベーションも上がる。
女優の石田ひかりさんがウチのスーパーでロケに来た時この箱を見つけ、それ以後困窮家庭支援に活動し始めたことは地元では有名な話。彼女はロケの帰りに10万円の商品をその箱に寄付した🙏🏻
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但し、みなさんご存知の通り「スーパーやまとのやってることは絶対やらん💢」という競合店の思惑から、他のスーパーではどこも後に続かなかった💦そして他にもある支援団体に対してこれみよがしに支援を始める。
そして支援団体同士が対立を始め、市町村では社会福祉協議会も参戦!静かで継続的な支援活動が論争のタネになってしまった。
(みんなでやればもっと拡がるがるのにね…)
つまらないマウント感情や見栄で、大切な行動が濁ることがあってはならない。
何をやるかではなく「誰がやるか?」で物事は決まる。ウチが倒産した後、他のスーパーが一気にフードバンク山梨に協力したことでもそれは分かる (笑)
企業がこのような活動を単に自社の好感度アップのために「利用」しても結局長続きしないものだ。
「やってる感」だけでは真剣に取り組んでいる人たちにとって迷惑なだけ。
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私のスーパーが倒産した時、裁判所の許しを得て期限切れまで残りわずかのお菓子を「廃棄」の名目で持ち出すことを許された。その量はとてつもなく多い。私はフードバンクに連絡し、その全てを困窮家庭の支援に充ててもらった。支援が減る年末年始や春休みに向けて、子供たちが少しでも喜んでくれたなら救われる。
もちろん行政やNPOが全てをカバーすることはできないが、現実にお腹いっぱい食べられない子供たちがいる。
『貧困家庭への食品提供→貧困からの脱却』この図式が無い。
それにずっと甘えてしまう親がいることも事実だが、週に一度の「子供食堂」を楽しみにしているなんて、ちょっと哀しい💧
【困った時はお互い様!】
いつか自分もまたお世話になる日が来るかも知れない。
私も助けてもらったから、これからもできる範囲で応援していきたいと思う。お腹が空くとヤル気が出ないから(^^;