「半分、青い。」
この不思議なタイトルを初めて聞いた時思った事は何だろう。
私は、「半分、青い。」
このタイトルを初めて聞いた時、
少しだけ地味な印象のタイトルだと思いました。
だけど、それなのに、あとをひく。
なんだか「振り返りたくなるような。」
不思議なパワーのあるタイトルだと思いました。
「半分、青い。」
このタイトルは、
左耳が聞こえなくなった、主人公「鈴愛」が、
雨の日には、
「半分だけ、」雨音が聞こえる。
もう「半分、」は、いつも、何も聞こえない。
もう「半分、」は、「いつも晴れている。」
そんな、そんな、空を見て(聞いて。)
鈴愛が、そっとつぶやく。
「半分、青い。」
こんな風に生まれてきたタイトルです。
「半分、半分。半分、半分。」
私は「半分、青い。」
このタイトルから、鈴愛が感じている、
「半分、」の世界について感じてみました。
私がいる、「この世界から、」
「半分、」を探して、探して、探し回ってみたら、
私と、皆んなが、いる、この、世界は、
もうすでに「半分、青い。」のだと、気付きました。
「鈴愛」と「律」がいるあの世界。
「私」と「皆んな」がいるこの世界は、
鈴愛の様に、片耳が聞こえなくなってなくても、
「もう、すでに半分の世界なんだと気付きました。」
空と雨。
太陽と月。
男と女。
大人と子供。
喜びと悲しみ。
笑顔と涙。
全ての物が、
相反する「半分、」を生きている。
鈴愛は、片耳が聞こえなくなって、
「半分、」の世界を失ったけど、
「雨音が、半分、聞こえない。」
「いつも、半分、の空は晴れている。」
とゆう、
面白くて、新鮮な世界を手に入れた。
「半分、」失った事で、手に入れた世界。
両方の耳が聞こえたって、
「愛する喜びを知ったのなら、それと同時に、
さよならをする、
もう、半分、の世界を、手にしている。」
「心に雨が降ったのなら、それと同時に、
青い、空。晴れた心は、
こんなにも、青いのか。と感じる事が出来る、
もう、半分、の世界を、手にしている。」
私は、鈴愛と同じ様に、
もう、「半分、の世界。」を手にしている。
皆んな、生まれた時から、
ずっと、ずっと、
「もう、半分、の世界。」の中で、
生きている。
皆んな「半分、青い。」空をいつも見てる。

