Lufthansa First Class Terminal - FRA
帰路、ベネチアを午後8時すぎに出発、FRA空港の反対側に建つシェラトンで一泊した。
翌朝7時すぎ。Aゲート周辺はすでにごったがえしていた・・・が、ファーストクラスのチェックインカウンターはガラガラ。ここでファーストクラス・ターミナルへ行きたいと告げたら、今は送迎サービスがなくなってしまったので歩くしかない、と言われた。ここは幻滅。だったら市内の宿へ泊まるんだった。
仕方がないから、歩く。でも普通の足で徒歩5分くらいだろう。空港内をぐるぐる歩くことを考えれば、むしろ近い。
ルフトハンザの従業員通用口を通り越したところに、このターミナルをみつけた。
普通はクルマで上層階に乗り付けるようで、下層階は無人。ピンポンしたらアテンダントがあわててかけつけた。
無事入場。搭乗券・パスポートは取り上げられて、出国手続きの準備をしておいてもらえる。
どのファーストクラスラウンジも調度はブラウン系のレザーで、白とシルバーグレーでインテリアを統一している。
こういうリラックス・チェアもある。これは座ってみたが、デザインに溺れすぎていてあまり快適ではなかった...。
おしごと第一のPAXのためには、こういう個室がズラリと用意されている。
仮眠室があるのにだらしなく眠る客もいた。アジア系だが、日本人だろうか・・・。
キルトをかけてもらってるのは、スタッフがそ~っとかけてくれたのだろうか?
窓の外はこんな景色。左のビルはルフトハンザの社屋で、工事現場の先にはtaxingしているUA便が見える。つまり空港のはずれなので景色は決して良くない。だからだろうか、たいていの窓はスクリーンが降ろしてあった。
さて、あさごはん♪
朝食メニューの時間だったが、「ターミナル」を名乗るだけあってAゲートのちいさいラウンジよりも少し品数が多い。
本来は毎日あさごはんをきちんと食べる人ではないので、少なめの収穫。
すっかりアメリカ人なので、卵にポテト、ベーコンにはメープルシロップをかけまくる。自分ではそうは思わないが、スモークサーモンをついつかんでしまうのはもしかしたらユダヤ系ファミリーの家族になってしまった影響かもしれない。
ルフトハンザのファーストラウンジでいつも嬉しいのはcandies。特にFIGAROという名前のヘーゼルナッツクリームとチョコレートが層状になっているやつが美味しい。これはRocherとかnutellaで有名なFerreroの製品かな?
米語だとキャンディだけど、日本語だとチョコレート・トリュフとかになるのかな。上質なチョコがもってけ泥棒状態で置いてあるので、心ゆくまで泥棒していくことにした。甘いものに目がない友人の土産まで作ってしまった。
搭乗開始の時間は過ぎて、出発便のドアが閉まる少し前にアテンダントが呼びに来た。それでも前回より10分くらい早いのは、やはり米国向けの便なので検査が厳しいのかと思いきや、別にこれといったことはなかった。
搭乗するまでの写真撮影は厳禁になったらしく様子をお見せできないが、エレベータで階下に降りると出国審査があってパスポートを返却され、いちおうX線検査をくぐり、メルセデスに乗せられて出発便のところまで送られ、またエレベータで上に連れていかれるとボーディングブリッジに出て、他の搭乗客を差し止めてからうやうやしく機内へ案内される。やはりこの「お見送り」の部分がいちばん感動的なようで、いっしょにファーストラウンジへ入った友人はいたく感激していた。
次にLufthansa 454便の機内食をご紹介して、このシリーズはおしまい。