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2024年7月20日

社会問題の演劇化。

アメリカ大統領ケネディ暗殺事件とトランプ候補暗殺未遂事件。

 

【社会政治経済雑感20】

 アメリカ大統領選挙の戦いが始まって毎日のようにニュースになっていたが、トランプ共和党候補が銃で撃たれた。トランプ氏は右耳を撃たれて軽い怪我をしただけだが2名が重傷を負った。撃った犯人は20才の介護施設で働く青年で警備人に撃たれて死んだ。そのニュースを見て、私は1963年ケネディ大統領がパレード中に撃たれて死んだ事件を思い出した。ケネディの暗殺者は25,6才のオズワルドという男だった。オズワルドは警備人に逮捕されたが、警備人にガードされて群衆の中を移動中にルビーという50年配の男のピストルに撃たれて死んだ。それによってオズワルドがなぜケネディを撃ったか不明のまま終わった。2件の暗殺事件で共通しているのは犯人が死んで真相が分からないことだ。ケネディ暗殺はケネディを抹殺したいアンチ権力が仕組んだ計画だと判ってきて映画にもなった。オズワルドは真相が追及されないための生贄だった。だから警備人が撃ち殺さないで逮捕したが真相を闇に葬るためには殺す必要があったのだ。ルビーはケネディを抹殺したいアンチ権力の手先だったのかも知れない。

 何も分かっていないし政治的な活動もしていない今回の青年が現場で射殺されたのはなぜか? プロの警備者なら逮捕するのは簡単なはずだ。危険な場所に人間がいると警備者に教えた人がいたのに警備者は何も動かなかった。トランプ氏を勝たせるために失敗するように仕組んだのか? 殺して抹殺するために仕組んだのか? 謎の多い事件かも知れないと感じてしまう。ケネディ暗殺はオズワルド以外にプロがケネディを撃ったと言われている。闇の組織がトランプを暗殺するならプロメンバーが参加したはずだが、20才の青年だけなら失敗することを狙っていたのかもしれない。あるいはちょっとおかしくなった20才の若者の単純事件かも知れない。ジャーナリストに謎を追求して貰いたい。

 

Qプロジェクト:21】

この数年、高畠は社会問題テーマの演劇公演を目指して脚本を書き上演してきた。振り返ってみると、①家族や事業の失敗からの立ち上がり、②離婚と幼子の親権問題。③レイプ被害者たちの立ち直りと再出発。④東京に夢を抱いて家出する若い女と負けて帰って来る30代女。⑤子育て放棄や堕胎問題などである。全ての作品で、最後は登場人物も観客も希望を持てることを目指して来た。③ではレイプ被害者を救う活動を長年続けてきた人たちから「被害者に観せたい」と言って頂いた。⑤の子育て放棄問題では牧師さんが「DVDがあれば多くの人たちに観せたい」とおっしゃったので、舞台の記録をDVDに編集して無料配布した。

本年11月22~24日㈰の麻布区民ホール《スタジオQ第12回公演》は資産家一族を狙った詐欺事件『騙すか騙されるか:女の戦い』(2幕13場)を上演する。狙われる資産家一族は祖父と父と息子の三代、狙うのは祖父の後妻(初老)と後妻になる前の娘(中年)とその娘(大学生)。女好きの男三代と男を騙す才能がある女三代。女たちの企みに気が付いて、夫や息子2も敵に回す覚悟で戦う決意をする本妻の葛藤である。真面目に演じるが思わず笑える舞台にしたいと考えている。俳優に負うことが大きいと考えながらキャスティング中である。