横山秀夫作品は映像作品を観るばかりでいつか原作を読もうと、この64(ロクヨン)も何度か手に取ったのですが、重そうで読むには至りませんでした。
一方、64の映画もドラマもまた観たいと思って放送をチェックしていたら、この9月にドラマの放送がありました。
ドラマをより楽しむためにということで、ようやく読み始めました。
『わずか7日間しかなかった昭和64年に起こった未解決誘拐事件』
なんですが、そこに行く前のマスコミの自己満足的な身勝手さ、警察内部の組織力学とかが重く、長く、全く共感できず、ドラマ見てなかったら読むの止めてたレベルでした。
何とか読み進める内に、横山秀夫さんの巧さと言うか凄さに気付きました。
主人公の三上の周囲の人物。部下の美雲、元同僚の村串とちょっと不自然な名字
三上は、原作通りならドラマ版のピエール瀧さんなんですが、映画版の佐藤浩市さんもなかなかしっくり来ます。
下巻は次の週末の移動中のお楽しみ?に取っておいて(笑)、先にちょっと録画が済んだドラマ見てみます