初詣代わりにと気楽に手に取ったら、、、
私の大好きな古代史ミステリーに神社に残る微かな痕跡、
神話~隠された古代の歴史~現在がシンクロする素敵で
深~い物語
シリーズ初の長編大作でした!
依頼神は天道根命(あめの みちねの みこと)。
お社は和歌山の日前神宮・國懸神宮の摂社・中言神社。
1つの境内に2つの神宮という特殊な神社。
お話の中心は名草戸畔(なぐさとべ)。
日本書紀に『東征する神武軍に誅せられた』とだけ記された
謎の女王。
それを、穀物の起源神話の大気都比売神(おおげつ ひめの かみ)と
出雲族の分布~今は出雲におわす大国主~その国譲りと
見事に絡めてくれました
作中にはありませんでしたが、女王と男弟・・・
邪馬台国・卑弥呼の原型?類型?当時は良くある例だったのか?
も想わずにはいられませんでした。
名草戸畔の謎を追って巡る神社をブロガーさんの記事&
Googleマップで追いながら読み進めました。
いや~和歌山も奥深い!
(小野田寛郎氏の実家が名草戸畔の頭を祀っている神社という
のにもビックリ!)
和歌山と言えば、和歌山城と近くの美術館~日前神宮・國懸神宮
~紀州東照宮に行こうと思ってましたが、名草一帯も追加で+1日
必要ですね