後ろから時間の流れの通りに読んだら

また一段と心に沁みました。

ノギちゃんの修学旅行生を見る眼差しとかキューン

 

書き留めておきたい一節もいっぱいあったし、

各話の定型内容も整理して比べてみたくなったし、

人物相関もちゃんと理解したいしで

それらを長々と書き連ねます。

 

ということで、完全に自分の頭整理用記録になりますが、

念のため内容にガッツリ触れますので未読の方はご注意を。

 

書き留めておきたい一節

 

いいなぁ。なつかしいって感情は、年長者へのご褒美みたいなものだよね。時がたてばたつほど、美味しくなる

 

思いがけない展開での次の扉が開くのがおもしろいの。それは会社員だってフリーランスだって同じだよ。そのつどの全力の結果、俺は今ここにいるんだ

 

菅原道真が祟りを畏れて祀られて学問の神様に収まっていることについて、

誰かの死や天災が道真の祟りだと思うことのほうが、ずっと濡れ衣だと思うんだよなあ。ひでえ話。道真、あの世でぽかんとしてると思うよ。俺がやったんじゃねえよって。それが、なんで関係ない現代人を受験で合格させてやろうなんて思うんだろ

激しく同意です。今度しっかり天満宮をお参りしようと思います。

 

奇想天外な神話について、

たぶん、本当に言いたいことを書くためにフィクションが必要なんだよ。事実をそのまま書いたら受け入れてもらえないことも、空想世界みたいな設定にすると伝わるんだ。

 

定型やりとり

和暦、アイテム=サブタイトル(章や話じゃなく「巻」が使われているのでしたグッグッ)、案内所の場所、ダジャレ、所長のお言葉、甕覗(かめのぞき)という色の表現、キャンディーの味の順に。

 

平成31年、令和元年 蚊取り線香の巻

小町通り

所長と暑中お見舞い

「変化を恐れずに味方につけよ」

薄い薄い水色

砂糖みたいに甘ったるい

 

平成25年 つむじの巻

鶴岡八幡宮出て左

親とオヤオヤ

「息子さんに寄り添っておやりなさい」

淡い水色

ミルクみたいな優しい味

 

平成19年 巻き寿司の巻

鶴岡八幡宮近く

塩梅とアンバー

「結びつき」「独り立ち」

ごく薄いブルー

ピリッとスパイシー

 

平成13年 ト音記号の巻 

小町通り

先生とセンセーショナル

「しっかり足をつけてね」

きれいな水色

甘酸っぱい

 

平成7年 花丸の巻 

由比ヶ浜

イカ(烏賊)とイカが等

「そろそろ殻を脱ぎ捨てては」

藍染の中で最も薄い色

塩味

 

昭和64年、平成元年 ソフトクリームの巻

小町通りの反対側裏通り

戦地とセンチメンタル

「次の時代に手渡しなさい」

ごくごく薄い水色

味がしない

(やっぱりキャンディーの味はその人本人を表しているのですね)

 

この最終巻での、TMネットワーク「ぼくらの七日間戦争」と

7日間しかなかった昭和元年、昭和64年と

天地創造の7日間の連携はお見事でしたグッグッ

 

人物相関図

パワーポイントで書き始めたのですが、とても収まらなくてエクセルの描画にしました。

作るの楽しかったし、一連の物語がよ~く分かりました。

それにしても青山美智子さん、すごいですね拍手

(あえて判読不明の小さい文字のまま載せておきます)