1冊丸々三浦半島(8割鎌倉、2割
横須賀)を描き尽くす「三浦半島記」、
またまた司馬遼太郎の上手さ、凄さ、
面白さを見せつけられた感じです
序盤の一文
が、鎌倉幕府がもしつくられ
なければ、その後の日本史は、
二流の歴史だったろう
少し前にNHK「新 街道をゆく」でも
象徴的に読みあげられていました。
(【出演】岡田准一、【朗読】田中泯と
この上ないキャスティング
シリーズ化して欲しいが・・・)
その本当の意味するところは、
1冊読んで漸くわかった感じです。
8割の鎌倉はもう
「鎌倉殿の13人」の総集編を
一足先に観て、
「太平記」の総集編を
もう一度観た
感じです
その8割が過ぎた所で「小栗の話」。
旬さんじゃなくて
幕末の小栗上野介から横須賀の話。
日露戦争の東郷平八郎
(日本海海戦後、東郷平八郎が
小栗上野介の子孫にお礼を言いに
いく件はもう涙モノです。)
昭和の山本五十六他と海軍の話。
そんな中、おりょうさんのお墓が
横須賀の近くにあることから
坂本龍馬へ。
ここでは「龍」と「竜」が使い分け
られてました
やはり言われているようなフィクションか
否かの意味合いがありそうです。
話がミッドウェー海戦まで行ったところで、
次章が「横浜・二俣川」
やはり畠山重忠公には一章割かずには
いられないのでしょう
第二次大戦期の海軍の話に戻ってからの
最後の章はまた鎌倉期に戻って〆。
最初に引用した一文をより具体的に
書かれてました。
もし平安期の中央集権制が
そのまま続いていたとすれば、
日本史は中国史や朝鮮史と
さほど変わらないものになる。
では、
いざ、鎌倉へ!