道明寺・誉田の戦いを皮切りに大坂夏の陣の激闘から入る第25巻!

 

 

滅ぶ側、真田幸村中心に描かれます。

戦闘は巻の半ば前に終了しますが、込められた熱量が伝わって来ました。

 

秀頼公と淀殿の最期は、その前段の助けようとする思惑との交錯・工作がガチャガチャするのに対し、あっさり。

 

しかし、淀殿は本当の所このように影響力を持っていたのかが定まらず複雑な気持ちです。

 

前政権を悪く言う時に女性を絡める常套手段の犠牲だったのか、本当だったのかうーん

 

ねねさんは高台院、京極家に嫁いだ妹さえ常高院と院号で呼ばれるのに、それもなく。

また、3回も落城の目に遭ったのは事実で、こうした点には同情せずにはいられません。

 

悪意を込めて言っていた「淀君」と言われることはなくなって来てますが、将来イメージが変わるべき歴史上の人物の1人だと思ってます。当時の女性なので資料は希少なのでしょうが。

 

巻の残りは、泰平に向けての家康さんの総仕上げ。徳川方の仕置き、忠輝(を通しての伊達政宗)と千姫。

これが深かった拍手

 

 

いよいよ最後の26巻へ。