「もしこの作品を未読でしたら以下は読まずにこの本を読んでください。」
今言えることはそれが全てなぐらい、予備知識なしで読んで欲しいとても素敵な物語でした。
以下はネタバレないつもりですが、自分の備忘のため、装丁についてと各章のタイトルと登場人物・設定書き留め、若干内容に触れます。
装丁が本当に素敵です。
帯を取り、私の大好きな”北斎の青”を添えて記念撮影。
裏側も。
”エスキース”の大胆な見切り
青いカワセミのブローチは折り返した中に
一章 金魚とカワセミ
メルボルンでのレイとブーの出会い。
彼らとほぼ同年のジャック・ジャクソンがレイをモデルにエスキース(下絵)を描く。
二章 東京タワーとアーツ・センター
そのエスキースの額縁を作ることになった職人とその師匠。
三章 トマトジュースとバタフライビー
天才漫画家と努力家タイプの師匠が喫茶店で雑誌のインタビューを受ける。
四章 赤鬼と青鬼
節目の歳を迎える女性と元彼(?)
節目の女性の象徴を赤、男性を青になぞらえる秀逸さに茶と白。
因みに、私にも”白”あります。
エピローグ
そもそもメインタイトルが
「赤と青のエスキース」ではなく、
「赤と青とエスキース」