名古屋からの帰りの新幹線+αで読了でした。
画像は再びこちら
大久保長安がとうとう死に、それに伊達政宗、キリスト新・旧教の思惑が絡み、忠輝、更には豊臣秀頼へと波紋が広がる。
この後大坂の陣があるのを知っていても、不穏と太平の世が来ない苦しさがしんどかったです。
そんな中、名古屋城築城にかける加藤清正!
私が中村で思いを馳せたように、いや素人が及びもつかないスケールの山岡荘八さんの熱の入った描写でした。
長くなりますが、しっかり引用しておきたいです。
(前略)名古屋の地が、実は、彼の父とも兄とも想う豊太閤の出生の地に近く、そのあたりには幼い清正の夢もちりばめられてあったのではなかろうか・・・・・
(中略)名古屋の築城は清正にとって、この地に眠る父祖の霊に錦を飾ってみせる供養の意味もたぶんにあったと考えてよかろう・・・・・
家康もまたむろんそのあたりの微妙な人間心理を察し得ないようなものではない。
そこで彼の造った名城に黄金の鯱を飾らせて、新しい日本の完成を祝ってやったと考えるのが至当であろう。
「徳川家康」を読み始めて前半、愛知県に居るのに余りシンクロしないなあと書きましたが、その後、長久手、京都・豊国神社で秀吉さん、広島城で関ケ原に負けた毛利氏、そして今回名古屋城で清正公と全国をまたに掛けてシンクロして来ました。
これは・・・大坂の陣の所で大坂城に行ければ完璧なのですが、今の所当ては全くないです。
GoToトラベル上手く利用できんかなあと思っていたら、来月もっと東のゆかりのお城がある所へ行く用ができそうです