折々触れて来たNHKドラマ版「クライマーズ・ハイ」、
2005年の放送、2006年の再放送以来の15年振り3回目。
(後編のDVDメニューが多くを語ってくれているので拝借)
佐藤浩市さん、大森南朋さんの主役級に、杉浦直樹さんに岸部一徳さんの憎々し気な名演
大事な問いを発する石原さとみさんら、良く覚えているつもりでしたが、全然足りてませんでした。
始まって直ぐに寺島進さん、続いて高橋一生さん(若い!)登場
新聞社には、松重豊さんに光石研さん、塩見三省さん、岡本信人さん、
後編で伊武雅刀さん
と大好きな俳優さん達が目白押し
新聞社での出来事は、グリコ・森永事件の終結宣言から始まります
そして、日航機の大惨事(の追体験)。
生存者発見、遺族、機中で書かれた遺書にはもう何度目かの涙。
同時に、中間管理職、部署間の対立、家庭、と中年の悲哀と山登り。
これらが上手く絡み合って、テンション上がったまま展開していきます
それと、石原さとみさん演じる役の発する問い、『よくある交通事故で亡くなった1人の命と、大事故で亡くなった命の差』
初めて観た時からいろんなニュースを見る度に思い出します。
コロナ一色の今改めて刺さりました。
もう一つ大きく忘れていたのが、僅か前後編75分×2回だったこと。4、5時間あった記憶になっていました。
確かにそれだけの充実度でした。
少しお気楽にするために、おまけw
ニュース映像に若かりし頃の池上彰さん登場でした。
蛍光灯が映り込むブラウン管テレビが郷愁をそそる感じですが、
新聞社の中は、パソコン・携帯なし、机でタバコにお茶くみの女性、もう昭和末はちょんまげに刀を差している時代劇と同列かな
ということで、「クライマーズ・ハイ」ハイ状態の150分でした