いろんなことがあった2020年、締めは里見浩太朗さん主演「忠臣蔵」です
ちょうど35年前!いろんなことがあった1985年の年末放送だったのでした。
オーソドックスな物語としての忠臣蔵でありながら、あまりにも非現実的な事柄は排除し、とても良くまとめられていたと思います
想う所いっぱいありましたが、バラバラといくつか書き留めておきます。
まずは、森繁久彌さんの吉良上野介の憎々しげなこと!
これなら私でも斬り付ける(笑)
そう思わせる名演でした
最期は数ある忠臣蔵ものの中で一番だと思いました。
『高家の礼を』と言って敷かれた畳の上を、『人間五十年・・・』の敦盛を舞いながら登場。
討つも涙、討たれるも涙でした。
風間杜夫さんは、本当に綺麗な顔です。
それでいて若さ故の過ち、と言うか危うさもあって、浅野内匠頭にピッタリでした
それから35年。「エール」での憎々しげな叔父さん役。
吉良上野介役も務まりそうです。観てみたい。
そして、里見浩太朗さん!やはり、格別ですね。
特に、亡き内匠頭の火事装束を前にしての一人芝居、西田敏行さんとの垣見五郎兵衛対決は素晴らしかったです
お決まりの雪の吉良邸シーン(数えると31人w)を書いて終わりにしようかと思っていたら、
最終盤、浪士の処分を巡る数分間のやり取りが、後からならではの凄いシーンだったのでした!
左:法に照らして切腹・綺麗に名を残させるを主張する荻生徂徠が西村晃さん
右:忠義の士として助命を主張する林大学頭が佐野浅夫さん
将軍(夏八木勲さん)の背の葵紋を挟んで
そう、当時現役の水戸黄門と8年後の後任です。
因みに、助さんが里見浩太朗さんで、格さんが伊吹吾郎さん(吉良邸のお隣の土屋氏役で出てます)。
共に難しい長台詞を説得力が籠った名演で見せてくれます
と、長くなりましたが、35年前の日テレの紅白対抗番組でもありました。
結局、私は以来この時間は日テレ派のようで・・・
今晩も「ガキの使い」観ます
(その前に、テレ東系のない広島圏ではこれから「共演NG」の一挙放送です。第3話だけでもチラッと観ようかなw)
良いお年を!