朝倉攻めの金ヶ崎の退き口~姉川の戦いが高速に過ぎ、
そして、表紙の絵の通り三方ヶ原の戦いがじっくり来るかと思いきや、、、
巻半ばで終了
三方ヶ原後の武田軍の動きの描写も不明瞭、フェードアウト?
で、残り半分延々とまたもや築山殿のアレコレ
う~んフラストレーション。
まあ、女性もしっかり描くのが山岡荘八のこの作品におけるポリシーなんだと理解はします。
前半で与えてくれた示唆をツラツラと。
三方ヶ原の戦い
桶狭間の戦いや設楽ヶ原の戦いについて、これまでの常識が覆って来たように、三方ヶ原もこれから覆るんじゃないかと思いました。(もう覆っていて知らないだけかも知れませんが)
どうしても、「上洛~天下統一を目指して」というのが「今川義元~桶狭間」と重なってしまいます。
そもそも武田軍の目的。本当に上洛?
それとも、もっと早い段階で信玄が重病になり三方ヶ原前に変更になった??
あるいは、家康さんは「桶狭間」の二匹目のドジョウを狙いに行った結果が三方ヶ原???
後の「神君家康公」の敗戦。江戸時代にいろいろ改変されてそうですし。
朝倉攻めや姉川の戦い
織田-徳川の同盟関係が、今のアメリカ-日本の関係に見えてしまいました。
その中で、家康さん(=日本)に自力で自活することを強く宣言させるのです。
深読みし過ぎ