盛田隆二さん3作目。

 

 

大学生の主人公に全く感情移入できず、

お相手の女性もしっくりしたイメージができず、

(歳を取りすぎたか!?あせる

最後までもやもやしたままでした。

 

が、あの直ぐに眠りにいざなってくれる名鉄車中でも、眠くなることなく読み進んで行きました。

もやもや以外に、何か惹き付けるものがあったのだと思います。

 

東西ドイツ統合や湾岸戦争で時間の進みを表す点や、

無機質な書き出しがラストを見事に物語っている点もグッド!

 

さすが盛田隆二さん!、という所でしょうか。