読書芸人本第2段です。

 

 

正月明けにこちらに戻って来る途中、豊橋駅での時間待ち中に読み終わりましたチョキ

アメトーーク以来多く売れたようですが、この貴重な(?)体験ができた方は少ないのでしょうか?(笑)

 

中盤より少し前、かなりの音(おん)と共に事物が消えた時点でのこと。新幹線が消え(「せ」が消えたことによる)東京から神戸まで寝台車で帰ることとなった主人公。多くの都市名も消えた中で、東京~神戸間で出てくる唯一の駅が『豊橋』。

残った音から表せ、比較的大きな都市がたまたま豊橋だったのか?筒井さんの何か思い入れがあるのかはわかりませんがにひひ

 

と、先走ってしまいましたが、音を制限しながらの小説見事でした。読む方も、この音が消えたので、あれが消えたのか!こう言い換えしているのか!と考えながらになり疲れましたが。

しかし、中盤山場のあのシーンの描写は圧巻でした。とても音制限があるとは思えませんでした。

 

巻末には音数を分析した論文が掲載されており、理系人間な私にはこれも大変面白かったです合格