社会人になって最長の連休が終りいよいよ明日から仕事です。
実は、正月前に読み終わってましたが、頭が正月ボケしてる間は書けそうもなかったので、このタイミングで書きます。
(ネタバレあるかも知れません。)
アメトークで紹介された、「グリコ・森永事件」を題材にした小説です。
帯の言葉、
8割方読み進めた所までは意味が分かりませんでしたが、
残りの2割でずっしり来ます。
小説の作りも良かったですね。あの声の主と新聞記者。違うアプローチで徐々に近付いて行く。
事件そのものについても、いろいろ考え直させられました。
滋賀県警本部長の最期、
これがために日航機事故に巻き込まれた関係者、
売り上げが落ちた影響を受けた関係者、
そして、当時子供だった声の主(=この小説の主人公、作者、私も同世代)
悲劇の連鎖にも目を向けねばならないです。
あの関西弁の面白おかしい”挑戦状”に騙されてはいけないのです。
事件について、改めて思ったことを備忘として書いておきます。
・脅迫した会社が多い。カムフラージュ?警察に手がかりを与えるだけなのに。
・お金を直接受け取るのは上手くいかない。なのになぜ何度もやったのか。
・模倣犯は高確率で捕まっている。
この小説でも触れられていますが、NHKの「未解決事件」のDVDで出ているようなので、見直します。