「死の淵を見た男」2011.3.11 その日以降、原発の現場で何が起き、 どう対応したかの一端を漸く知ることができた。 吉田所長と交替勤務で運転に当たる当直長、 運転員が中心に描かれている。 プラントの運転には、その間の人たちも大勢居るはずで、 あくまでも”一端”に過ぎないであろう。 センセーショナルな映像や、軽薄な美談ではなく、 この書のような優れたドキュメンタリーが続くことを 望む。