ぱんな家(珍家族)のお話。

ぱんな家の長女は小学校1年生の3学期に登校拒否を訴えた。
「頑張ってるもん!!!」という娘の叫びは今でも脳裏に焼きついている。

その当時のブログ内容が消えてしまっているのは非常に残念に思うけれど・・・
そんな話しはまたいずれ。

そこからの経緯の詳細も今回は端折るけれど、なんのかんので小学校卒業時にはランドセル姿で”普通”に登校できるようになっていた。
ランドセル=学校の象徴で、嫌悪感と恐怖感があったようです。

しかし、中学1年の夏休み明けから再び学校に行けなくなった。
これは登校拒否ではなく不登校。
完全に娘の心は折れたし、現教育の場に対してぱんな自身も「そんな学校にはいかなくていい」という判断を下した。
※むしろ普通に登校している児童のメンタル成長を心配する。

長女は”中学生生活”をほぼ体験することなく卒業し、通信高校に進学のかたわら週5日寮生活のフリースクールを利用し、高校生生活を謳歌した。

謳歌:声をそろえてほめたたえること。転じて、自分の恵まれた境遇などを、他人にはばからず言動に表すこと。

↑まさしくこの通り。

そして今年の春から大学進学を叶えることになりました。


・・・なんとかなるもんや(笑)


法律で定められている義務教育は中学生までだけど、社会進出で求められるのは高卒が”まぁまぁ”で、大卒”そこそこ”というイメージをぱんなは持っている。

実際に大卒が有利という考え方がある中ではあるものの、それが有能な人材かどうかを判断はできない。

ぱんなは今まで大手に勤めたことはなく、近しい友人も中小企業勤めの人が多い。
そんな中で入手する情報は「しょーもない大卒よりもやる気のある中卒の方が有能」
(今の職場でも実感している)

そこにプラスして家族問題の支援所のクライアントは高学歴・高収入な人が比較的多い。

ということも加味して、そんなに大卒にこだわる必要がない。(という認知)

そんなぱんなと打って変わって元夫は「とりあえず大卒なら今後の就職にも有利」という考えなので、娘の大学進学に対する温度差はあるが、双方にその考え方の違いについては理解できている。

大学に行きたいという娘と大学に行かせたい父
vs
大学はどっちでもいい母(ぱんな)

故に、娘は大学進学を安心して選択することができた(と思う)


とはいえ、ソコに発生するコスト(ほんまやで)を考えると、”軽はずみに大学行くなら働け”と言う母(ぱんな)の存在を娘は知っているので、そこそこな大学進学への希望理由をぱんなに提示してきた娘は”よくわかっている”と思う(笑)

さて、そんな背景のある日、元夫からのLINE
「娘より、新生活必要品として
デスクトップパソコン、L字机&椅子、ロフトベッド、その他小さな家具がモチベに必要らしいです。」


なるほど。


その気持ちはわかるし否定はせん。
ぱんなが娘くらいの時はそんな夢も持ってたし、(叶わんかったけど)
その夢を叶えてやりたい気持ちもある。


「親のモチベもあるでな?」←ぱんなからの返信
続けて
「本人には何を目的として大学に行くかにモチベーションを置くべきではないでしょうか?と私なら問うなー」

これは誰が正解で誰が間違ってるの話しではない。

元夫に「みんなにとって前向きに考えよう」という返信をした。



時間はさかのぼり、元夫からのLINEの話しの少し前から「パパ抜きグループLINE」内で、娘がPCを所望していることは知っていた。
完全にゲーミング仕様のPCでそれなりのお値段に膨れ上がる。

娘の相談役が息子(←自分のPCを自分で吟味し、模索し、稼いでGETした)

そんな娘と息子のクッソ長いLINEやり取りを適当にスルー&見守っていた。

息子は言う。
「ねーちゃん大丈夫かな・・・
ねーちゃんが買おうとしているPC、絶対にねーちゃんは持て余すで?
よう使いこなさん=もったいないと思う・・・
・・・自分で買うつもりやろか?
それとも買ってもらうつもりなんやろか?」

ぱんな:「しらんwww」

そんな背景があっての元夫からのLINE。

元夫は”大卒は必要”を人質に取られている状態で(笑)
娘からの要望を叶えなければいけない と思っているので、さぁ大変。

ぱんなは元夫に「娘に予算を出してもらって」と業務的な思考が働く。

ざっとぱんなが見積もって30万。
進学にかかるお金もろもろを換算すると100万は超えるわけで。

娘の言う”新生活のモチベーション”と言われたら
”娘を応援するモチベーション”もあるでな?と言わざるを得ない(ぱんな)

ぱんなは器の大きな親ではない。
子供への無償の愛にも限度がある(笑)

やっぱり大きな負担(出費)を感じるとそこに期待値も発生する。
いわゆる見返りというやつやな。

「こんだけ投資したんだから・・・」←ぱんなの度量度やな
しっかり勉学に励んでほしい。とか
充実した大学生活を送ってほしい。とか
無駄にならない人生にしてほしい。とか

思っちゃう。

それが自分の思いと違う言動を娘がしていたら、きっとぱんなは「こんなにしたのに・・・」って思う。(と思う)
し、たぶん言っちゃう。

その対価を求めてしまう。


それがいいや。
要は自分の決断に責任が持てない。


なので、負荷はなるべく避けたい。

覚悟が決められる金額であってほしい。
=捨ててもいい金額とも言える。


つづく