昨日、「ママの意見を聞かせてほしい」と姫がなにやら相談をもちかけてきました。
姫からのこんな相談がこの2カ月で何度あったことやら。
・・・中学校って大変そうね~~~ そりゃ疲れるわ^^;
今回のネタは「ママはどうしたらクラスで忘れ物をする人がいなくなると思う?」
・・・はぁ?
この時点ではぱんなはさっぱり意味不明。
ぱんなの脳内では「何を言ってるんだ?」のハテナ?ハテナ? 言葉も出ません。
とりあえず場つなぎに(笑)ぱんなQ:「忘れ物ってなに?」
姫A:「宿題とか、教科書やノートとか」
ぱんなQ「姫が忘れてんの?」
姫A:「ううん。クラスの中でな~決まった二人が必ず何かを忘れてくるねん」
ぱんなQ:「それで姫になにか困ったことが起きてるの?」
姫A:「ううん」
ぱんなQ:「誰が困ってんの?」
姫A:「先生と委員長」
・・・はい!!ここでいったん状況整理をしよう!! ややこしいでぇ これ。
アホなぱんなにはとても難しい(笑)
状況として、クラスに2名、忘れ物の多い人がいて、姫は困ってないけどその2人が忘れ物をしないように案を考えているということね・・・
じゃぁ姫が解決したいと思って悩んでるのか?と聞いてみたところ・・・
姫:「忘れ物をして困るのは本人で、その本人がどうしたらいいのか考えたらいいとは思う」
うん。ぱんなもそう思う。
で、その本人たちが自分達ではどうにも解決できそうにないから、姫に相談をして、それに姫が乗ったというなら話はわかる。
しかーし、なぜかここに先生と委員長が困ってらっしゃる。
ぱんな「・・・なんでや・・・?」
姫:「させなあかんから?管理しなあかんから?」
じゃぁ、忘れ物をして困ってる生徒と忘れ物をしてもらったら困る先生と委員長と相談したらいいよね?
姫:「そうなんやけどな、クラスみんなでどうやったら忘れ物がなくなるか?っていう問題になってるねん」
・・・ははぁ~ん 日本の美徳観念にありがちな巻き込みですね(笑)
みんなでーー!頑張ろう~~!! 力を合わせて~~!!
みんなでよってたかって忘れ物をする生徒を改心させようと一丸となる美しさ。 こっわw
この時点でもうその忘れ物をしている2人は問題児として蚊帳の外。
で、仮にこれで忘れ物ゼロになったら先生と委員長のお手柄になって、みんなで2人の協力ができた!って喜ぶんよな・・・たぶんそうなる予感がするのは気のせいかw
話合いの場で、生徒から「キビシイ罰を与える」「ペナルティーを与える」等、凝らしめる、痛い目にあわせるという意見が出ていて、姫はそれはおかしいと思う。でも他に案が浮かばないからママに相談した。
というイキサツだったようです。
なるほどね。。。罰を与える、思い知らせるというのは今時の社会そのものなので、きっとその発言をした生徒も親からそんな育てられ方をしたんだろうね。
姫:「そうやと思う、親、めっちゃ厳しそうやもん」
でもな、ママはその忘れ物したという時点で、忘れ物をした本人は既に困っていて、不備があって、罰を受けてるようなもんやのに、そのうえまだクラスメイトから罰を与えられるというのはママは聞いていて胸が痛いなぁ。
というと、姫も胸が痛いのだと。
それは数日前に自分もリコーダーを忘れて、「忘れ物した人ー!」って尋ねられて、手を上げたらクラスの子からヤジやら溜息やら、あからさまに「あ~あ~~」という声が聞こえて心が折れたらしい。
あんな・・・そもそもな・・・なんで忘れ物があったらそこまでなるの?^^;
とそこに戻る。
姫:「学校で忘れ物ゼロを目指してるんかな?」 ←姫もあいまい(笑)
ぱんな:「じゃぁ 忘れ物がなかったクラスにはどんないいことがあるの?」
姫:「校内放送で今日はこのクラスが忘れ物ゼロでしたって、放送されるねん」
ぱんな:「・・・それ、何がうれしいぃん?」
姫:「・・・やんな?」
何がうれしいぃんやろう~~~ ぎゃはははw
もう姫はあきれて失笑状態。
姫は自分もこんなことで悩むなんてどうかしてたと冷静になったようです。
本当に忘れ物をして困っているのはその本人で、それを助けるのが仲間なのにね、目的が「放送されること」が優先だから忘れ物をしている生徒を懲らしめようという思想になるのではないか?
忘れ物をなくすことが問題なのではなくて、その為に生徒を傷つけても平気という仕組みに問題があるのではないか?
クラス全体で罰を与えるとか、それが本当の支え合うという事なんだろうか?助け合うということなんだろうか?できない生徒を痛めつける事が美しい教育だというのなら、そんな学校は行く必要はない。むしろ行ってくれるな。とぱんなは姫に言いました。
・・・集団いじめであり、集団モラハラである。
しつけという虐待となにもかわらんやん・・・。
でね、姫が忘れ物をしてみんなからの視線や言葉に傷ついたことを先生との連絡ノートに書いたらしいの。姫なりの先生への訴えなんだけど。
その先生のお返事
「そんなに気にしなくていいですよ」
・・・
おまえはアホか。
おっと、ついお口が滑ってしまいました。 失礼失礼。
この先生の返事・・・本当に無責任で腹立たしい。
そりゃぁ児童の自殺も増えるわ・・・と納得。
厳しくするならしたらいい。ただ、その結果の生徒の心も引き受けろよ?
厳しく美しい教育で子供がしんどくなったら「ご家庭ではどうですかね」とか責任転嫁にも程がある。
もちろん問題のある家庭もある。
問題はなくても、核家族で両親共働きで話をする時間も親子共にない家庭もあって、親に気遣いHelpも出せない子供もいると思う。
ぱんなはそんな学校に通う通わないは生徒・家庭に選ぶ権利があると思う。
それがぱんなが先生に宣言した「姫がしんどくなる学校なら休ませます」ということである。
でも学校に行かなくなったら不登校児として問題児になる。
この一連で姫に伝えたことは、姫の気持ちは大切にして、これはおかしいと思ったことは伝え続けたらいい。
むしろ、それは生徒としての権利でもあり義務でもある。
言語化が難しい時はママも手伝う。
そしてそれが通じない先生ならこちらか見放すもよし、姫は冷静に巻き込まれず、そこで生き抜く力をつけたらいい。
姫はこの後スッキリしたのかクラスでの忘れ物を0にするという件について
「忘れ物をした人に対してヤジをとばしたり文句を言う人がいるのは残念なことだと思います」と再度連絡ノートに書いたそうです。
これを書いた姫をぱんなは誇らしく感じます。
ぱんなは姫にも王子にも忘れ物をした友達には「一緒に見よっか」とか「これ使っていいよ」って言える人になってほしいと思う。
そんなちょっとしたやさしさがあればどうにでもなることを迷惑がる学校・・・
ちっせぇなぁ~~~