姫が中学入学をし、そんな姫の目線・感覚を知ろうとする作業には「ぱんなの時はどんなだっけな?」と過去を振り返ることが出てくる。


・・・それはぱんなの”暗黒時代”のピーク・・・の手前だった頃。そう、本当のピークは来年なのだw




ぱんなが6年生になった時に両親が離婚。それまでにも父と母の険悪なムードをずーっと肌で感じていた。
「子供の前では仲良くね」なんて今でも簡単に言う人は多いけれど、・・・あのね、わかるからね?(笑)
子供を甘くみんじゃねぇぞ?と思うわけ。


そして、俗に言う「我慢する夫婦」を見て育ったぱんなはそれが夫婦の在り方だと学習した。


自身が結婚して、元夫との関係が狂い始めても「我慢しないと」「子供がいるし」「簡単に離婚なんてしてはいけない」「もっと努力しないと」「甘えてはいけない」「これは嫁の役目」「私が不出来だからこうなるんだ」


もう呪いとしか言いようがない(笑)


そしてこの”耐える””劣等””自己卑下””絶望感””孤独”というものに逃げるしかないということを覚えたのが今の姫と同じ中一の頃。


当時の家庭環境というのは・・・
これをもしも母が読んだら深く傷つくけれど、、、今で言うネグレクトに値するんだろうなぁ~

父との結婚生活でボロボロになった母は、辛さや苦しみから逃れる為に「男」に依存した。
幸か不幸か、母はとても男にモテた。

母はよくぱんなに「私は母である前に一人の女や!」としょっちゅう言っていた。
・・・これも今から思うと母の精一杯の言い訳だったんだろうと思う。

当時のぱんなにはその意味はよくわからないけれど、その言葉を受け入れるしかなかった。

大人になった今でこそ、女手一つで三姉妹を育てるということは本当に大変なこと。
そりゃぁ心許せるパートナーを求める気持ちもわからんこともない。


仕事・家事・育児・男に多忙だった母は時間に追われ、(そりゃそうだw)時間を捻出する為に、子供達を厳重に家に閉じ込め、他者との付き合いを拒み、家事を子供の「役目」としていいつけた。


家事時間は減り、子供の外出時間がなくなるという一挙両得だわなw よう考えたもんだわ(笑)


ここからぱんなの自活力がつくわけで(笑)


まだここまでは。。。なんとかぱんなもいけてた。。。はず(笑)



その後に引っ越しした先では男が一緒に住むことになった。


母は男と一緒にスナックを経営することになり、家の1階はスナック。その裏にキッチンと小さな居間があった。ぱんな達姉妹は2階で生活をしていた。母と顔を合わすこともない。一緒にご飯を食べることもない。
学校であった話をすることもない。


ぱんなが転校した先の学校で馴染めず、いじめられていたのも母はしらない。



そんな生活になる前までは母はお弁当を毎日作ってくれていました。
けれど・・・ぱんなはそのお弁当が・・・学校で蓋を取るのが恥ずかしくてねぇ・・・

クラスメイトのお弁当はとてもかわいらしく、彩り豊でほんと「宝石箱や~~」ってうらやましかった。
母は料理は上手だったけれど、もうそこまで手が回らないくらい多忙だったのだろうと今は思う。


あれが母の精一杯だったのだと。


スナック経営がはじまり、そこに男も一緒に住んでいたわけで・・・
夜に働く母にお弁当は作れないわけで・・・


ここからぱんなのお弁当作りがはじまりました。


といっても、もともと料理に興味もあったし苦痛でもなかったので、楽しさを見出すことができたんだと思う。


けれど。。。ここらあたりから当時の記憶がほぼない。どんなに探っても見当たらない。

断片的な風景は覚えているのだけど・・・


この頃の話をすると母はとても嫌がる。触れられたくないようなのでぱんなも踏み込まない。けれど、一緒に生活を共にしていた妹も記憶がないらしいので。。。どこでこの封印している蓋が開くのか怖い部分もある。


そんなぱんなにとっての姫との関わりの中でその暗黒時代を振り返ざるを得ない今があって。。。


とうとう出てきた。眠りに入る手前の夢うつつの時間に彼女はぱんなの目の前に表れた。



真っ暗な闇の中にポツンと。


死んでる? それが第一印象。

その次に押し寄せてきたのが”絶望感”←一言で言うならコレ


どう否定をしようが「これは私だ」と自分につきささる。


ああ・・・こんなに疲弊しきってたんだなぁ と思ったとたんに泣けて泣けて仕方がなかった。


どうしよう。。。声をかけてみようか・・・

けれど、目の前の”私”はそれさえ拒絶する

他者を寄せたくない自分を自分が一番知っている。でも・・・この子をどうにか救いたいと思うぱんなもそこにいて、でもどうしたらいいのかわからない

よし、この子を姫だと思おう。(←なんせ夢の中なんでw)声をかけてもピクリともしない。
そっと近づいて抱きかかえてみたけれど・・・体中の力は尽き果て、死体そのもの。だけど体温はある。


ただ、ぱんなは黙って抱きかかえて彼女の手を握った。


なんの反応もない。


そんなところまでであとは目が覚めたら朝でした。



こういう過去の自分をインナーチャイルドというらしい。これを知ったのは数年前、その時も夢うつつの時間に小学校に上がる前くらいの自分が出てきた。その時は王子の目線を考えていた時かなぁ・・・離婚するしないのでもめてたんよね。


まぁ~~~コワイコワイ。大人嫌いな少女でした。未だに口をきいたことがありません。
が、何度目かの対峙の中で手を差し伸べたら手をつないでくれたのが最後。


久々に表れたこの死にかけの私。胸が苦しくて苦しくて・・・何人か近しい人に話をしたもののその苦しさから解放されることはなく、ほぼ毎晩でてくる彼女にぱんなは困っていた。


それがさぁ、いっちょブログに書いてやろうと思って、絵に描いたわけ。

するとあらまぁどうでしょう。。。その作業の中で随分気持ちが軽くなってきたではありませんか(笑)


うん。

わかってる。あなたがそこにいるってこと、わかってる。いつでもでてきてくれていいからね。



ただ・・・本当の暗黒時代はこの後にやってくるんだなwww  コワイコワイ。