空調を扱う際に必ず避けて通れない空気線図!

 

「小っちゃくて見えない」とどこぞのルーペのように叫びたくなります。

 

でも、この空気線図上で、乾球/湿球温度/露点温度、絶対/相対湿度、エンタルピーから2つの値を求めることにより、湿り空気の状態が分かるようになる優れものです。

 

建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管)では、1問必ず出て必修の感があります。まあ、商業施設の空調って一番苦情の来るところなので、空調のというか、室内を冷やす・温めるという科学的な原理知らないとダメということだから、(公財)日本建築衛生管理教育センターはその意図でぜったい1問出してきてるはずです。

 

なので、過去問を解きに解きまくり、しかも2回目でやっと合格の自分は準備期間十分にとって、結果として万端であったので、学会設備士の勉強始めた時点できほん空気線図読めちゃってます。ここでも、「一浪しても、それってきちんと勉強する時間が増えちゃうから、なんとなく一発合格よりも職業人として結果としてキャリアUPにつながるぜ!」と自画自賛しております。ビル管一浪はけっか有じゃんと思ってます。笑

 

で話を戻して、学会設備士勉強して違うな思うのは、設計のウェイトが高いので、空気線図を読んだうえで空調の能力出してねという問題が出るところです。

 

ここがビル管との大きな違いです。商業施設での維持管理がメインのビル管は空調設備は与件となり、変更できるものではありません。だから、空気線図が読めるようになれば、出題側たる(公財)日本建築衛生管理教育センターの意図としてはあとは自分の従事する商業施設の空調運用で頑張れよということになるのだろうと。

 

なので、空気線図を読むことの重要性は、前の職場で十分理解していたつもりですが、ストンと腹落ちしていたかというと疑問です。事実、ビル管で、この2つの値よりこの値出してという問題は解けてはいましたが、それがどうつながるかまでは自分は到達していませんでした。

 

今回、学会設備士で勉強していて、問題として「空気線図を読み、比エンタルピーを出して加湿器の能力を計算する」のようなものをしていくと、すごく自分で腹落ちしていくのがわかりました。

 

そういうことなのねと。

 

ビル管の勉強の時に比エンタルピーって言葉の意味は分かっても、なかなか自分のものになっていなかったんだと実感。とともに、ビル管で空気線図読めるようになって良かったと。