空気調和・衛生工学会設備士は指定学科でなければ7年の実務経験が必要となりますが、「加算」なるものがあります。

 

上記のHPの引用の注に書いている通り「理科系の大学院や専攻科などの上記に記載のない課程を実務経験として加算できます。」となっています。

 

今年度に受験しようと考えていましたが、前職の実務経験をすっかり忘れていて実務が頑張っても6年しかないと思っていたので、この加算を使って受験できないかと当初は考えていました。大学院博士課程前期は経済学研究科で数理系研究室に所属、履修科目も経済数学、公共経済学、経済動学、経済発展論、数理統計学ほとんどが数理系だったので認められる余地があるのではないかと。

 

学会の試験審査の担当者につないでもらうと、上記の旨の経済研究科で文系ではあるが、履修内容はほぼ理系で専攻研究室では工学系数学の制御工学・ラプラス変換等を行っていたことを説明。

 

学会の回答としては、「履修単位のわかる証明とその履修内容がわかるものを提出し、審査する」とのことでした。

 

ということで、母校の事務局に20年近く前の履修内容のわかる資料としてシラバスが残ってないか相談したところ、シラバスは残っていないが研究科の募集要項に当時の履修科目名称と簡単な内容が記載されているものが残っているのことで、これで勝負をかけようとしていました。

 

実際に、学会設備士の実務経歴書を作成していたら、「!!。前職で1年実務経験あったー。」ということで、加算を使うことなく受験できるようになりました。

 

自分も当初、実務経験6年しかないと思っていたので、この加算の実際に経験したコメントなどを探していましたが、公開しているものは見つけられませんでした。けっこうニッチな試験ですけど、文系でがっつり設備系目指している(そうとうニーズは低いですが・・・)方々のためになりそうな気がしましたが、受験できないリスクを取りたくないので、実務経験7年以上で受験します。(笑)