旭日竜50銭の小型大竜です。骨董屋さんの知人が当時の市価より安く分けてくれました。艶消しの未使用肌と薄く円周上に着くブルートーンがとてもお気に入りです。

MS66でスラブ入りしています。 

 

状態の良いコインなので、コインの隅々までよく見えます。眺めていて「錢」字が面白いなと気付きました。比較のために他の年号と小竜の「錢」を並べます。

小竜とM18はノーマルな「錢」に見えますが、大竜の「錢」、金偏側がアブノーマルな印象を受けます。スラブ会社の見本も参考に「錢」を集めてみます。

金偏、何か違っていますよね。分解してみました。

こんな感じですかね。金偏の縦棒は真っ直ぐ下へ引れていないです。こんな「金」見たこと無いです。

崩し字、異体字辞書で調べてみましたが、同じものが出てこないです。

比較していて、もう一つ変わったフォントを見つけました。M6の「錢」です。

金偏の傘の下の1画目は横棒ではなくて、点になっています。

分解するとこんな感じですかね。

コインの額面を示すフォントなので、何か裏付けがある由緒ある書体だと思うのですが、何故50銭の大竜とM6だけ?あ、貿易銀の「銀」も特殊でした。何だろう?共通しているところは金偏を持った字であるところ。

こんなコインの楽しみ方もあるということで…😄