孤独の缶詰孤独の缶詰には張り裂けそうな空色のアメ玉がひとつ泣き出しそうなビスケットと一緒に入っているまだ遠い未来を嘆いてさらなる孤独を招いたむき出しの内側はもうずいぶん前からそのままで誰もさわった形跡がない缶詰のなかにはアメ玉とビスケットお互いを刺激しあうのは、とうにやめた叫びだしそうな、壊れてしまいそうな永遠の一瞬をただ握りつぶしては時間が過ぎるのをただ待つようにじっと静かに身をひそめている孤独の缶詰のなかで