東大門デザインプラザ内にある博物館で
바람을 그리다: 신윤복・정선(風を描く 申潤福・鄭敾) を鑑賞してきました
昨日は鄭敾
をまとめたので 今日は申潤福(シン・ユンボク)です
ドラマ『風の絵師』や映画『美人図』にも登場したシン・ユンボク
人々の日常 特に両班と妓生を多く描いた「風俗画」で知られています
この企画展示ではただ絵を鑑賞するだけでなく いろんな角度から楽しませてもらいました
ユンボクが描いた作品を通して朝鮮時代の「酒・舞・恋・技・遊」がどんなものであったかを教えてくれます
↓ これが楽しかった
ユンボクの絵にハッシュタグをつけたら…ということで ( ´艸`)
#술집앞싸움판 飲み屋前でケンカ
#한판붙자 ケリをつけよう
#상황종료 状況終了
月下情人 自由恋愛が出来なかった時代 惹かれあう男女が夜中にこっそり会う様子
#심야데이트 深夜デート
#오늘은고뱍할까 今日は告白しようか
#기방풍경 妓房風景
#둘이뭐야뭐야 この2人なに!
#딱걸렸어 バレた!
と ちょっと笑った後は
澗松美術館や中央博物館で彼の作品を見たことはありますが
一度にこんなにたくさん見られるなんて感激!!
同じ時代に生きたキム・ホンドと違って資料がほとんど残されていないシン・ユンボク
それゆえ繊細な表現から「女性だったのでは」と推測も出るほどで
『風の絵師』でも女性として描かれていました
ただ映像の世界と違って現実社会ではだまし続けるのは不可能なはず
だから改めて絵を見て思ったのです
もしかしたら彼は身体は男性でも内面は女性だったのではないか、と
身体と心が一致しないことが理解できなかった時代
シン・ユンボクはその内面に潜むものを絵で表現したのか あるいは自然と出てしまったのか
女性を連想させるやさしい絵の数々を見て そんなことを思ったのでした
彼は春画も多く描いていますが他の絵師に比べたらソフトな気がします
晩年は何をしていたのか いつどこで何歳で亡くなったのかも分からないのは
何か葛藤があったのではないかと
勝手な考察ですが いずれにしても謎に包まれた人物であることは間違いありません
바람을 그리다: 신윤복・정선(風を描く 申潤福・鄭敾)
場所 東大門デザインプラザ博物館
期間 2017年11月24日~2018年5月24日
料金 大人10,000w 学生8,000w
休館 月曜日 他
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