ハングルを復活させた周時経(チュ・シギョン)と弟子たち | 韓国語&韓国旅行 てんこ盛り日記♪

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国立中央博物館からてくてく歩いて


高麗時代の仏像にあいさつして


てくてく


てくてく




国立ハングル博物館にやってきました



実は友人からあるミッションを託されていて国立ハングル博物館にやって来たのですが
そのミッションがマルモイ原稿 でした



(o^-')b了解しました!!

さて、マルモイ原稿とはなんぞや?と思われた人も多いと思います


世宗が制定したハングルは決して順風な道を歩んできたわけではありませんでした

1894年 高宗が公式文字として公布するまで

漢文を使う上流階級は卑しい文字と軽視してきたため 消えかかっていたのです

これではいけない!と立ち上がったのが周時経 (チュ・シギョン1876-1914)でした


韓国初の近代教育機関・培材(ベチェ)学堂 の先生から学ぶ内

文明国には固有の文字があることに気づくのです

そこでハングルの研究を進め さらに彼の弟子たちが設立した朝鮮語学会では

忘れられているハングル単語を教えてほしいと国民に呼びかけました

こうして10年以上かけて集めた単語・言葉は「マルモイ原稿」となったのですが 

統治時代に押収され行方が分からなくなってしまいました


それが解放後 ソウル駅倉庫から奇跡的に見つかったのです

こうしてようやく「朝鮮語大辞典」が刊行されたのでした


前置きが長くなりました

奇跡的に見つかったマルモイ原稿です
マルモイ原稿

拡大すると分かるのですが このページは가랑비(小雨) で始まっています
まだ正式に刊行された訳ではありませんが韓国最初の国語辞典です


ハングルを作ったのが世宗なら

消えかかったハングルを復活させ 現代ハングルとして普及させたのがチュ・シギョンでした

彼と弟子たちの労力がなければ今のハングルはなかったかもしれません






말이 오르면 나라도 오르고 말이 내리면 나라도 내린다

言葉が生きれば国は生き 言葉が消えれば国も消える  (意訳)

「ハングル」という呼称はチュ・シギョンが名付け親といわれています





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