朝鮮陶工の足跡と日本の伝統美に触れる旅
秀吉の朝鮮出兵でたくさんの朝鮮陶工が連れてこられましたが
その中の一人 金ケ江三兵衛(通称・李参平)が有田で良質の磁石を見つけ
美しい白磁器が作られるようになります
この有田焼は伊万里港からヨーロッパへ輸出されたため伊万里焼とも呼ばれるようになりました
鑑定番組でよく「古伊万里」という言葉を耳にしますが この時代のものを指すんだとか
*読者さんから質問を頂き 紛らわしいと判断して「通称」を消しました
「李参平」という朝鮮名は本名ではなく彼が亡くなった後につけられた通称名です
現在 一般的に有田で作られたものを有田焼 伊万里で作られたものを伊万里焼と呼んでいますが
元々は同じなんですね ヽ(゚◇゚ )ノ
輸出された伊万里焼(有田焼)は西洋では芸術品として扱われ
ドイツの「マイセン」が出来るきっかけにもなったことを考えると
業界に大きな影響を与えたことが分かります
焼き物については無知だったので 今回の旅でいろいろ知ることができました
佐賀県伊万里市にある秘窯の里・大川内山(おおかわちやま)
伊万里焼の中でも将軍家の献上品・大名への贈答品など 上級品を作っていたのがここ大川内山
鍋島藩の藩窯で その技法が外部に漏れないように厳重警備されていました
ここで作られた焼き物を「鍋島」と呼びます
こちらで何点か器を買いましたが 中でも気に入っているのが
大きなものはなかなかのお値段の上 我が家のどこに置くんだ!って感じなので
小さな花瓶を買いました
花を生けてもいいし そのまま観賞しても♪
なぜかこの青磁を見ていると落ち着くんです
韓国でも時々青磁を見ていたのですが 今回思わぬ出会いとなりました





