朝鮮陶工の足跡と日本の伝統美に触れる旅 佐賀
佐賀県有田町の陶山神社にやって来ました
正式には「すえやまじんじゃ」ですが 通称は「とうざんじんじゃ」
第15代応神天皇と有田焼の陶祖 金ヶ江三兵衛 (通称:李参平)が祀られているのですが…
本数が少ないのでそうそう電車が通るわけではありませんが 神社の境内に踏切
はいっ 磁器の鳥居
1888年(明治21年)陶工から寄進された青の唐草模様があしらわれた鳥居
1956年(昭和31年)に台風で壊れてしまったのですが
それを老舗の香蘭社が修復し 2000年に有形文化財となりました
彼もまた文禄・慶長の役の際 日本に連れてこられた朝鮮陶工のひとり
鍋島藩内で良質な白磁石を探し回り ここ有田で発見し白磁器を作り始めました
これが有田焼の始まりと言われています
この白磁石発見のうわさを聞き付けた「火の女神ジョンイ」のモデル百婆仙も有田へ移り住んでいます
こうしてみると朝鮮陶工たちは藩内であれば比較的自由に創作活動していたようです
自然豊かな有田町
朝鮮陶工 李参平こと金ヶ江三兵衛の碑がある陶山神社でした
아리타야키 도조 이삼평