前記事 そうだったのか!申師任堂
女性が活躍することが難しかった朝鮮時代
申師任堂(シンサイムダン)はなぜ結婚後も婚家の反対を受けず漢詩や絵をかき続けられたのか
これが不思議だったのですが 最近自分なりにその答えを見つけました
それを前記事でまとめたのですが さらに思い出したことがあるので記録しておきます
師任堂は良家のお嬢様で 小さい頃から文学・芸術に秀でていました
その才能に気づいた父親は娘の結婚相手に李元秀(イ・ウォンス)を選びます
ウォンスを選んだのは娘が結婚後も創作活動が出来るようにと考えたからでは?
と想像しています
1 夫の家は申家より格下であったこと
この時代 本来であれば同等かそれ以上の家に嫁がせようとするもの
それが格下の家を選ぶことで娘がある程度自由に動けるようにしたのではないか
結婚後も嫁ぎ先ではなく実家で生活を続け 出産・子育て・創作活動をしています
また夫には父親の影がないことから 結婚する時すでに亡くなっていたのかもしれません
もし亡くなっていたとすれば婚家に大黒柱がいないことで実家がさらに有利に動けるかと
2 夫はやや気弱であったこと
いくら格下の家柄でも両班ですし オラオラ系の人では師任堂の行動が制限される可能性があります
おとなしめの男性を選んだのかもしれません
それを表すエピソードとして科挙試験に数回落ちた夫は 「もう無理だよ~」と家に帰ってくるのですが
師任堂は「合格しなければ私は死にます!」と脅し 𠮟咤激励し帰したと言います
結果夫は科挙に合格したので ある意味良妻かもしれません
こうして環境が整った理解ある実家に留まったからこそ創作活動を続けられたのでしょう
朝鮮時代には稀な例だと思います

「師任堂 色の日記」は観ていないのですが ヨンエさん、美しい!!
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