たまには長文を書いてみようかと思い、ブログのアップデートを試みている夜。
テーマは最近気に入って聴いている、アーティストの新アルバムから感じたことにしようかな、と。
Lillies and Remains「LOST」。
日々私たちは何かを手に入れながら、何かを失い続けている。
経験が増えれば、新鮮さを失う。
深みを得れば、若さを失う。
愛を感じて、寂しさを忘れる。
過去を踏みしめて、今を生きている。
どっちが良くて、どっちが悪いということはない。
ただ進んでいくことは、微少であっても変わりつづけていくことなんだと改めてこのアルバムについて想ったとき、そう実感したのだ。
1曲目の『This City』。
私は生まれてこのかた東京に住んでいる。
「都会」というものに慣れ親しんでいるようで、「もっと都会」というものがあるような気がしてならない。
今私は仕事で表参道まで通勤しているのだけれど、毎朝「洗練された都会」に足を踏み入れると、気を張らねば!競わねば!という意思を感じるひとによく出会う。私自身も無意識にそうなっているのかもしれないけど、いつでも最高の自分を出し尽くすことで誰かが評価してくれる、という期待を都会は持たせる力がある気がする。
それで潜在的な能力がグンと伸びることもあるからいい面も沢山あるけれど、「窮屈な心」で失ってしまうかもしれない大切なこと、を忘れないようにしたいと思う。
そんな「虚栄心」から生まれる鋭さ、強さ、憤り、はがゆさ…そんな様々な感情を感じるのがこの曲。
私は自分を「かっこよくいさせないと、」と思わせるこの街が嫌いではない。
4曲目は『Slowdown』。
私の中では、真っ黒な夜にひとりで車を走らせているイメージ。
どこまでも、目的地を決めずに走りつづけていて、誰がみているわけでもないのに、運転席にはスポットライトが当たり続けているような。
そして、自由を手に入れる瞬間の解放感と、すこしの怖さを想いだすようなかんじ。
空、少年、自由、清潔…
歌詞には「一人で 這っていくんだ」とあるけれど、
私には、とても凛とした背中が見えるのは気のせいだろうか…。
「減速」することで、今まで見えていなかった景色が見えてくるのかもしれない。クリアなギターとキーボードの重なりあいがとても綺麗で好き。
私は音楽家ではないので、テクニックの細かなことは全然わからないけれど、色々と感情を揺さぶられるような、彼らの美しい音楽が好きです。
しかもバンド名が「百合と残り香」なんて…かっこよすぎてズルいね。
HP















