多分、テレビで鳥の諺の話題をしていた時だったと思います。

鳶の話が出て来ました。

その時思ったのが、「鳶が鷹を生む」と「鳶に油揚げをさらわれる」です。

「鳶が鷹を生む」を聞くと、亡き母を思い出します。(涙)

 

「鳶に油揚げをさらわれる」というのは、不意に横から、自分のものになる

と思っていたものや大事なものを奪われることを意味する諺です。

また、奪われて呆然とする様子を指すことも多くあります。

 

「鳶に油揚げをさらわれる」の由来は、鳶という動物(鳥)の性質にあります。

鳶は、タカ目タカ科に属する鳥類の一種で、猛禽類(もうきんるい)という

他の動物を捕食する習性のある動物です。

鳶は、日本では最も身近な猛禽類とも言われています。

 

鳶は普段は上空を悠々と飛んでいます。しかし、いったん獲物を見つけると

物凄い速さで空から舞い降りてきて、獲物をかっさらっていきます。

このことから転じて、大事なものや手に入りそうなものを不意に奪われることを、

「鳶に油揚げをさらわれる」と表現するようになりました。

 

また、さらわれるものがなぜ油揚げなのかについてですが、

鳶が油揚げを好物としているというわけではないそうです。

人間が神社にお供えするものとして油揚げがあり、

鳶がそれを奪っていったことに由来していると言われています。

 

 

↓これを見ると、おでんが食べたくなりました。

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