冷たくしたお酒を指す「冷酒」には、5度刻みの違いで「涼冷え(すずびえ)」、
「花冷え(はなびえ)」、「雪冷え(ゆきびえ)」などの細かな呼び分けがあります。
【涼冷え(すずび)】
15度程の、「涼やかな冷たさを感じる日本酒」が涼冷えです。
目安としては、冷蔵庫からだして10分くらい経った頃。
華やかな香りが立ち上がり、ツンとするほどは冷たくない、まさに涼やかな温度です。
【花冷え(はなびえ)】
花冷えは「花さえ冷たくなる温度の日本酒」で、10度くらいのものを指します。
香りが弱まり、きめ細やかな味わいになります。
【雪冷え(ゆきびえ)】
雪冷えは、「雪のように冷えた日本酒」です。冷酒の中でも特に温度が低い5度あたりの日本酒が、
雪冷えと呼ばれます。
よく冷やすことで香りが抑えられ、シャープな味わいになります。