昨日のブログで「粋」だと書きました
今日は「粋」について深掘りしますね
昨今「アイツは粋な野郎だね~」などどいう会話は、
時代劇以外ではあまり聞く事がないですねぇ。
しかし、「粋な計らい」「粋なお店」などという言葉は、今でも使われますね。
この「粋」という言葉には、日本人の美意識がギュッと詰まっているように思います。
「粋」とは、元々、江戸時代後期に江戸深川の芸者について語ったのが始まりと
されています。
身なりや振る舞いが洗練されていて、色気とさっぱりとした心持ちが
同居しているような芸者の様を見て、当時の人たちは「粋だね~」と
言ったのでしょう。
このように、「粋」というのは江戸の庶民の間で生まれた概念ですね。
当時の人たちがカッコいいと考えていた美意識、生き様、価値観、
美学、哲学といったものだと言えます。
その感覚は、学校で習うことはないですが、現代に生きる私たちにも
脈々と受け継がれています。
だからやっぱり、私たちは「粋」と感じるものが好きなわけです。