ミルキーは、不二家の創業者・藤井林右衛門が静岡県沼津市の工場において、
戦災で焼け残ったボイラー1基で生産したいた水飴と練乳を組み合わせて
菓子が作れないかと試行錯誤し、誕生しました。
発売時点では、銀座店(東京都)のみの販売だったのですが、
翌年(1952年)、販売を全国に拡大しました。
「母親が安心して幼児に与えられるお菓子」を発想の原点としていました。
発売当時の価格は7個入りの小箱が10円、24個入りの取っ手付きの大箱が50円でした。
原料代は高価だったものの、児童向けであることから低めの価格設定でした。
当初は「ジョッキー」という商品名だったのですが、練乳を使用していることから「ミルキー」に改名されました。
1950年代から1960年代は大箱入りのものは、
ペコちゃんの目の部分が樹脂製カバーで作られ、黒目が箱とともに動いていました。
これは、私も覚えています。
1970年代に入ると目は印刷になりました。
大箱は生産停止となった後も時折復刻生産が行なわれていした。
また缶入りのものや棒状の「ペコちゃんバー」(あるいは「ミルキーバー」)が発売されていた時期もありました。
↓ペコちゃんの動く目です