皆さんは「歩留まり」という言葉を聞いたことがありますか?

一度も聞いたことがない、という方が大多数かもしれません。
それもそのはず、製造業特有の言葉のひとつなのです。

これまで製造業に従事していた、あるいは現在従事している方なら

知っていて当然の言葉です。

 

まずは、読み方について。「ぶどまり」と読みます。
「どまり」という響きが「止まり」を連想させることから、

なんだか悪い事態のことを意味するのではないか、と思うかもしれませんねぇ。

しかし、その意味は全く異なります。

 

歩留まりとは、投入した原料や素材の量に対して、実際に得ることができた出来高の割合のことを指します。
そしてその出来高の割合を、歩留まり率と呼びます。つまり歩留まりは、成功した、良い事態のことを意味します。

 

昨日、クランクシャフトの材料重量が39.25kg、製品重量が25kgだと

言いましたよねぇ。

 

なので、歩留まり率は25/39.25=63.7%となります。