100に近い数どうしの掛け算の計算方法です。

100に対する2つの数の補数を足して100から引き、

その数に100を掛けて、補数を掛けた数を足した合計が

答えです。

 

[例題]

98×89=?

 

<解き方>

① 2つの数の補数を求める

  それぞれ100に対する補数を求めます

  100-98=2・・・・・2が補数

  100-89=11・・・・・11が補数

 

② 2つの補数を足して、100から引きます。

  100-(2+11)=87

 

③ 2に100を掛けた数と2と11を掛けた数を足して、答えは8722。

 

<こういう仕組み!>

98×89は、なぜ87×100+2×11になるのでしょう。

98×89を計算式にすると、

(100-2)×(100-11)

=100×100-(100×2+100×11)+(2×11)

と表すことができます。

図が書ければ、分かりやすいのですが、

100×100から100×2と100×11を引き、引き過ぎた2×11を

足すことで答えが求められるからです。

100×100-(100×2+100×11)を、式を変えてまとめると、

100×100-13×100=87×100

これに2×11を足すので、87×100+2×11になるというわけです。

 

答え合わせはしませんが

① 98×96=?

② 97×95=?

③ 87×99=?

④ 88×89=?